ザ・フーのピート、エディ・ヴァン・ヘイレンを追悼「いつか大統領になると期待していた」

ピート・タウンゼントとエディ・ヴァン・ヘイレン(Photo by Robb Cohen/Invision/AP; Ross Marino/Getty Images)

ザ・フーのピート・タウンゼントは、がんとの長い闘病の末に米現地時間10月6日に逝去したエディ・ヴァン・ヘイレンに弔意を表した。「今日、世界中の速弾きギタリストが偉大な師と導き手を失った」


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米現地時間10月6日にエディ・ヴァン・ヘイレン(享年65歳)ががんでこの世を去ったという訃報が届いて以来、ギタリストへの数えきれないほどの愛のメッセージがネット上にあふれている。レッチリのフリーやジョン・メイヤーなど数多くのミュージシャンもSNSでギタリストに弔意を表した。そして今度は、ピート・タウンゼントの番だ。

「以前、マイケル・ジャクソンからアルバム『スリラー』でエレクトリック・ギターを弾いてくれないかと依頼されたことがある」とタウンゼントは本誌に語った。「私には無理だと言って、エディを推薦した。エディは電話をくれて、私たちは会話をしたよ。彼は本当にチャーミングで、縁があったことを喜んでくれたけど、キーボードの演奏にすっかり熱中していると話してくれた。エディの笑顔はただただ最高だった。まさに適材適所ということで、彼と同じ道を歩むことができて幸せだ」。

「エディを失ったことは、本当に残念だ」とタウンゼントは続ける。「彼は革新的でスタイリッシュで、すばらしいセンスを持ったギタリストであることはもちろん、肩の力の抜けた名エンターテイナーで、毎回私たちを圧倒してくれた。今日、世界中の速弾きギタリストが偉大な師と導き手を失った」。

「歳を重ねるごとにエディはますます寛大で楽しい人物になり、天から授かったとてつもない才能をひけらかさなかった。エディはギターワークショップ、オンライン、テレビ番組などで多くのテクニックを分かち合ってくれた。計り知れない才能だ。アメリカが誇る唯一無二のギタリストだ。いつか大統領になってくれることを期待していたのだが」とタウンゼントは語った。

ヴァン・ヘイレンの訃報を伝えたのは、息子のウルフギャング・ヴァン・ヘイレンだった。「彼は最高の父親でした」とウルフギャングはTwitterに綴った。「ステージの上でもステージの外でも、父と過ごしたすべての瞬間は、まさに贈り物だった。私はとても傷ついているし、この喪失感から完全に立ち直ることはできないだろう」。

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From Rolling Stone US.

Translated by Shoko Natori

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