オジー・オズボーン、エディ・ヴァン・ヘイレンを追悼「彼はいつも笑顔を浮かべていた」

エディ・ヴァン・ヘイレンという「先駆者」

エディとは長いことじっくり過ごす機会がなかったが、ちょくちょく見かけたりはしていた。最後に濃密な時間を分かち合ったのは、1979年に(オジー脱退前の)ブラック・サバスが行った最後のツアーだった。彼らは俺たちのためにオープニングアクトを務めてくれた。みんないい奴らだから、あの時は楽しかったよ。エディ・ヴァン・ヘイレンはいつだって面白い奴だった。

今でも覚えてるよ。エディは指で(弦を)叩いていたけど、あんな演奏はそれまで見たことがなかった。ギターが行き詰まって、エキサイティングな楽器ではなくなりそうな時に、ああいう才能が出てくるんだ。彼もその一人だった。



80年代には、ヘアメタルのバンドがみんなタッピング奏法をやっていたよな。でも、先に「マスター」の演奏を見てしまったら、他の連中はみんな後発組にならざるを得ない。俺が知る限り、エディ・ヴァン・ヘイレン以降のギタリストは誰もが「二番手」だったよ。他にも良いプレイヤーは何人かいたし、かなり巧いプレイヤーもいたけど、あいつはただ楽器を演奏するだけじゃないんだ。エディの演奏には感情が込もっていたし、彼は全てを持ち合わせていた。それに、いとも簡単そうにやってのけるんだ。

Translated by Rolling Stone Japan

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