高橋しょう子、自分にフィットする好みのコンパクトエフェクターを研究

高橋しょう子が好きになったエフェクター(本人写真提供)

セクシー女優・高橋しょう子の音楽連載コラム。今回は好みのエフェクターと「挑戦すること」について書いてみた。

・自分好みのコンパクトエフェクター

普段は自宅で練習をしているが、久しぶりにスタジオに入ってギターの音作りを研究した。スタジオにあるいろいろなエフェクターを借りてマーシャルアンプで音を作り、自分好みのサウンドを探す。ショーケースに入っていたおすすめのエフェクターを見させてもらい、気になったものを借りた。SD-1のモディファイや、マーシャルのガバナー、ボグナーのエクスタシー、ロックマンをモデリングしたものなどがあった。


撮影:高橋しょう子

一番良かったのは右下の青いエフェクター(S.S.B.LAB「BLUE FUZZ」)。太くて歯切れの良いサウンド。ゲインレンジが広く全体的にパワーが持ち上がる印象だ。耳馴染みがよく、他のエフェクターと弾き比べてみると、私が求めていたのはこういう音だったのかもしれない、と肌で感じることができた。FUZZの成分が入っているそうで、これまでFUZZと聞くとつぶれる印象があったが、ジミヘンのブーミーさではなくエリック・ジョンソンのようなリッチな音だった。

あとほかに際立っていたのはペンギンのデザインのエフェクターだ(BLUE BIRDS AUDIO)。このようなアンプの歪みに少しだけ味付けをするタイプが、私的には使いやすいエフェクターだと感じた。

今回使ってみたエフェクターの全体的な感想は、エフェクター単体で音が完結しているものが多いなということだった。アンプを持たない現代の音作りには、いいエフェクターがより重視されるだろう。いろんなものがコンパクトになりつつある今、エフェクターだけで完結できる音作りは、ニュースクールの音楽を作る上で必要だと思った。逆にオールドスクールを演奏する上では、真空管アンプの良さを大切にしたい。

その時の気分や自分が今どんなジャンルの音楽に興味があるかによって音作りは変わる。音を研究するには、実際に観て、聴いて、それらをマネして取入れてみるのが一番早い。YouTubeやiTunesなどで簡単に音源が聴ける時代、自分好みの音を研究して弾いてみるのは楽しいことだ。私好みのコンパクトエフェクターをこれからもその都度取り入れていきたいと思った。

【画像】高橋しょう子、愛器鳴らす「ピック」のこだわり(写真)

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