Kroiが語る、「ネオミクスチャー感」を司るグルーヴの背景

Kroi(Courtesy of Kroi)



「音楽」だけで終わらない存在に

─ミックスとマスタリング、さらにデザインまで手がけられるメンバーがいるのはものすごく強いですよね。このセルフプロデュース力もKroiの大きな武器であるのは間違いないわけで。

内田:千葉さんが入ってからバンドのクリエイティブをメンバーだけで完結できないとダメだと強く思うようになって。これだけいろいろな音楽がすぐに聴けるような時代の中で、ミックスも含めてバンドの色が出るようにしなきゃと思ってます。
関:結成したときから音楽だけをするバンドでは終わらない“Kroiという存在”でありたいと言っていて。それこそ楽器が弾けるメンバーと同列にカメラ担当のメンバーがいるみたいに、一つの「クリエイティブチーム」のようなスタンスでいたいなって。結果的にアンディだったり千葉が入ってくれたことで、MVのディレクターやカメラマン、いろんなクリエイターがKroiに興味を持って集まってくれている。そのチーム感は今後も大事にしていきたいですね。

内田:Kroiの今の音楽性があるのも、こういうチームになっているのも、すべて偶発的ではあると思うんです。でも、我々はそこにルーツがあるものが面白いと思っているので。自分たちが聴いて影響を受けてアウトプットしたものに誰かが刺激を受けて、そこからその人がいろんなジャンルやカルチャーを遡ってディグる作業みたいなことに醍醐味があると思うんです。

関:ミクスチャー感というところで言うと、怜央から上がってくるデモを聴いて個人的に思うのは、吸収した音楽のエッセンスを中途半端に入れてないんですよね。ロックの要素もファンクの要素もそう。それが本質的なミクスチャー感にたどり着いてる要因なのかもしれない。

─現時点でデモはすべて内田くんがクリエイトしているということですけど、幼いころからドラムを叩いてきたグルーヴ感が、ヴォーカリストとしてのスタイルやラップのフロウ、ステージ上のパフォーマンスにも大きく影響しているのではないかと思うんですね。

内田:ドラムの先生が僕をゴスペルドラマーにしたかったらしくて(笑)。パワフルなドラムを叩くガキンチョでした。ファンクやフュージョンなどいろんなドラムを叩かされていたので、その時点でいろんな音楽のグルーヴに触れていましたね。デモもビートから作ることが多くて。

益田:デモの時点でリズム遊びがすごいんですよ。しかもビートの種類が豊富だから、叩いていて飽きなくて面白い。

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