尾崎裕哉、10年間の集大成的アルバムを語る 父・尾崎豊の存在と「変わり者」の美学

“変わり者”の美学

―ここまでの10年間がブレない軸を作ったと思いますよ。

尾崎:だといいですよね。実際、この4、5年アーティストをやる中で、俺結構変わり者なんだなって気づいて(笑)。

―7年くらい前から裕哉さんのことを知ってますが、僕はとっくに気付いていました(笑)。

尾崎:(笑)俺自身は今気づいた感じです。ちょっと俺変だなって。やってる曲もちょっと他と違うけど大丈夫かな?って。そういうことに気づいて、でもまぁいいや、なるようになれって思ってます。そういう意味で自分に自信が持てましたね。自分が自分であることに納得できるようになりました。他人と比較した時にも、自分であることに満足できるかどうかって、アーティストとしてというよりも人間として、大事だなって思うんです。なので、今は楽しくやっています。

―最後に読者に何かメッセージをお願いできますか。

尾崎:ロックの形って結構変わったなと思います。俺もAC/DCから入ってギターを弾きはじめ、尾崎豊も通って、その後フランク・オーシャンとかも通りました。いろんな音楽が交わって今の自分になっているっていう意味で、クラシック・ロックみたいなものはないかもしれないけど、でも全部にロックの血は流れています。だってポスト・マローンもめっちゃギター小僧ですからね。そういうロックを聴いて育っている世代が、いま前に出てきています。俺は今でもクラシック・ロックを弾くし、聴くのも好きだし、今回のアルバムにもそのエッセンスは入っていますので、よかったら聴いてみてください。


<INFORMATION>


『Golden Hour』
尾崎裕哉
 SME Records
発売中

HIROYA OZAKI / ONE MAN STAND 2020

2020年11月7日(土)石川・金沢GOLD CREEK
2020年11月8日(日)新潟・ジョイアミーア
2020年11月13日(金)北海道・ふきのとうホール
2020年11月15日(日)栃木・HEAVEN’S ROCK Utsunomiya 2/3(VJ-4)
2020年11月19日(木)神奈川・F.A.D YOKOHAMA
2020年11月21日(土)埼玉・HEAVEN’S ROCK Kumagaya VJ-1

https://www.hiroyaozaki.com/

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