cero高城、Tempalay小原、D.A.N.櫻木が語る、ライブを取り巻く現状とお互いの世代観

3人が考える渋谷を象徴する音楽スポットは?

―「CUT IN」は渋谷音楽祭2020のメインイベントということで、ライブハウス、クラブ、レコードショップなど、それぞれの思う渋谷の音楽スポットを挙げてもらえますか?

櫻木:みんな思い浮かぶと思うんですけど、WWWですね。

小原:俺もそれだ。

櫻木:プラットフォームになってるっていうか、一番イケてると思います。

―いろんなアーティストが集まって、繋がる場所になってると。もちろん、今の時代はSNSも大きいけど、やっぱりリアルな場所があることは大きくて、サポートを含めた活動の基盤にもなってると言えそうですよね。

櫻木:完全にそうですね。僕らで言うと、小林うてなと知り合ったのもあそこだし。音楽体験も含めて、いろんな出会いがあって、最高のヴェニューだと思います。

―久々のワンマンがWWWXだったのも、「ライブをやるならあそこでやりたい」という想いがあったわけですか?

櫻木:もともとWWWXでやる公演が延期になってたっていうことではあるんですけど、ひさびさにやれたのは感慨深かったです。

―では、高城くんはどうでしょうか?

高城:今パッと思い浮かんだのは、またライブハウスになっちゃうんだけど、7th FLOOR。阿佐ヶ谷のRojiで働いてるミヤジくんっていう面白い子がずっと7thでブッキングをやってて、彼はホントに自分が好きなブッキングをひたすらやってるんですよね。でも、それが逆にいいっていうか、さっき言ったような僕らの世代の人たちと、若い子たちを天然で取り合せてやってる感じがいいなって。

―WWWとはまた違う形で、繋がり/繋げる場所になってるというか。

高城:あとあそこは7階にあって、窓があるから、風通しも良くて、これからの時代にはいい環境のライブハウスなんじゃないかと思ったり。

―確かにそうですね。綾斗くんは、WWWを先に言われちゃいましたが、他に思い浮かぶ場所はありますか?

櫻木:渋谷でお勧めの居酒屋は?

小原:…………ないです。

櫻木:渋谷行ったことある?(笑)

小原:渋谷ってあれでしょ? 109でしょ? 僕地元が高知の田舎で、高校の修学旅行が東京だったんですけど、学ラン恥ずかしいからコインロッカーに入れて、109行ったら……。

高城:行ったんだ(笑)。

小原:ジャージやったんですけど、「お兄さんスポーティーだね」って言われて、すげえ丈の短いPコート買わされて、帰って見たら背中にぶっといチェーンついてました。それが渋谷の音楽スポットです。

―なんだそれ(笑)。

櫻木:でも、あそこが一番すごいかもね。BGMかかりまくってて。

高城:サウンドクラッシュ状態だからね(笑)。

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