極悪ポルノ男優、25年来の友人に性的暴行したとして訴えられる

2020年6月26日、米ロサンゼルスのクララ・ショートリッジ・フォルツ刑事司法センターで、レイプおよび性的暴行裁判の罪状認否で出廷したポルノ俳優のロン・ジェレミー被告。(Photo by David McNew/Pool Photo/AP)

先日、性的暴行罪で追起訴が報じられたばかりのポルノ俳優ロン・ジェレミー被告が、今度は民事訴訟で訴えられた。

原告のチャリティ・カーソンさんは、今年5月に米ロサンゼルスのホテルで被告から性的暴行を受けたとして告訴したと、ヴァラエティ誌が伝えている。

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12日、ロサンゼルス郡高位裁判所に提出されたとみられる訴状によれば、ジェレミー被告はバスルームの壁にカーソンさんを押さえつけ、上半身を触り、自分の下半身を無理やり触らせようとした罪に問われている。

事件の内容は、カーソンさんが最近ローリングストーン誌に語った内容と一致している。カーソンさんとジェレミー被告は25年近く友人関係にあり、彼女は去る5月、彼を訪ねてロサンゼルスへ向かった。カーソンさんいわく、ジェレミー被告が予約した客室には被告のほかに複数の友人も同席していた。見せたいものがある、と被告が言ったので、彼女はてっきり別室に連れていかれるものと思っていたところ、行き着いた先はバスルームだった。ジェレミー被告はドアを閉め、彼女を壁に押し付けて、身体をまさぐろうとしたという。

「彼は私の手をつかんで、自分の陰部に触らせようとしました」とカーソンさんは主張。「私は『ちょっと何やってるのよ?』と叫び、もみ合いになりました」 最終的にカーソンさんは彼の腕から逃れ、浴室を後にしたそうだ。

カーソンさんは6月4日、事件の詳細を警察に通報した。

ジェレミー被告の代理人からは、当初7月に事件がニュースになった際にコメント取材を依頼したが返答はなく、今回の訴訟に関しても返答は得られなかった。またカーソンさんにもコメントを求めたが、いまだ返答はない。

今回の民事訴訟は、ジェレミー被告が複数の女性に対する数々の性的暴行容疑で刑事起訴されているなかで行われた。6月、被告は4人の女性に対する性的暴行で起訴され(いずれの罪状でも彼は無罪を主張)、その後8月にさらに13人の女性に対する20件の性的暴行罪で追起訴された。そして10月末、ロサンゼルス連邦地方検事局はさらに6人の女性に対する強姦罪3件、強制口腔性交罪2件、拘束下での性的暴行1件、および指による強制挿入を目的とした暴行罪1件、合わせて7件の性的暴行罪で追起訴することを発表した。

2017年、ローリングストーン誌が最初にジェレミー被告の性的暴行容疑を報じた際、被告はすべて同意のもとで行われたと主張していた。

from Rolling Stone US

Translated by Akiko Kato

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