トランプ氏、次期米大統領就任式の最中に再出馬を表明か

2020年11月26日(木)の感謝祭で、ワシントンDCホワイトハウスで軍関係者とビデオ会議に参加するトランプ大統領(Photo by AP Photo/Patrick Semansky)

大統領選敗北が現実味を帯びる中、どうやらドナルド・トランプ大統領は年内にも2024年の米大統領選に再出馬する計画を発表する方向に動いているようだ。

情報サイトDaily Beastによれば、トランプ大統領は2024年大統領選への選挙活動時期や方法を側近らに話しているという。ジョー・バイデン次期大統領の就任式の最中に当てつけて発表するという可能性もある。

同サイトでは、トランプ大統領と「とくに近しい一部の側近」がすでに献金者と話をし、大統領関係者らは、再出馬に備えて「大統領のご機嫌を取り続けるためにあらゆる手を尽くしている」とも報じている。

同サイトによれば、トランプ大統領は次期大統領から世間の関心を奪うのはたやすいことだと豪語しているらしい。バイデン氏は「退屈で」、トランプ大統領がいなくなればケーブル各局は視聴率が取れなくなるだろう、というのがその理由だ。

先週ブルームバーグが報じたところでは、トランプ大統領は選挙からわずか10日後、ロバート・オブライエン国家安全保障顧問、マイケル・ポンペイオ国務長官、マイク・ペンス副大統領らと執務室で会合を開き、2024年再出馬の計画をもらしたという。

「もし貴方がそうなさるなら――ここにいる全員を代弁して申し上げますが――我々は100%貴方についていきます」と、オブライエン氏は大統領に語ったそうだ。

The Hill紙も指摘しているが、世論調査によると共和党はトランプ大統領の再出馬を支持しているようだ。個別に行われた2つの世論調査によると、半数以上共和党員が他の候補者よりもトランプ大統領を望んでいる。コンサルタント企業Seven Letter Insight社によれば、共和党有権者の66%が2024年もトランプ大統領を支持すると回答。またMorning Consult Plitico社の世論調査では、54%が2024年の予備選挙でトランプ候補に投票すると答えた。

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from Rolling Stone US

Translated by Akiko Kato

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