miletが赤裸々に語る「不安」との戦い、ファンの支えで再発見した自分らしさ

milet(Courtesy of SMEレコーズ)


ファンとの交流は「友達が増えたような感覚」

―先ほどの話も踏まえつつ、実は聞きたかったことがあって。miletさんがここ数カ月を過ごすうえで、5月にグランドオープンした公式ファンクラブ「miles」が大きかったんじゃないかと思ったんです。もちろん僕も入ってますよ。

milet:えぇ、ウソー⁉︎(笑)。

―自分のタンバリンに「リアム」と名付けた話とか最高でした(笑)。ブログやラジオ、質問コーナー「MPQ」などコンテンツが盛りだくさんで、miletさんもノリノリで更新していますよね。ツアーをしたくてもできない、会いたくても会えない状況が続いているなか、「miles」を通じてファンとのコミュニケーションを楽しんでいるのが伝わってきます。

milet:うんうんうんうん! 本当に大きいです。いつもブログのネタを探しているし、私もコンテンツ作りを楽しんでいますけど、それ以上にみんなが喜んでくれるのが嬉しいですね。私は思ってた以上に人が好きみたいで(笑)。たくさん届いたメッセージに一つずつ答えながら、みんなの言葉を見ているだけで楽しくなっちゃう。ラジオで話しているときも素の自分が出ていると思うし、私は伝えたい思いがいつも莫大だから、Twitterの字数では伝えきれないことをブログに書き連ねてしまう。そういうのを受け入れてもらえる安心感もあるし、みんなも私だけに言いたいことを素直に伝えられる。「miles」という場所を通じて、一人一人とコネクションを築いているのを実感しています。

―それって重要なことだと思うんですよ。最近は「この状況で何ができるんだろう」という無力感に悩むミュージシャンも少なくないなかで、「miles」という存在がファンの支えにも、miletさん自身の支えにもなっているんじゃないかなって。

milet:たぶん、あそこを見ている人たちは、私のことをすごく身近に感じてくれていると思う。私も「miles」は生活の一部として捉えていますし、歌とは違う声を届けられているんですよね。書いた文章や話し言葉のテンションでも、私の内面にあるものが伝わるはずだし。しかも、それを何度も見返すことができる。そうやって記録として残せるのも嬉しいし……結構なペースで更新できていると思うんですよ。何人かアーティストのファンクラブに入っていたこともありますけど、私はイイ感じに更新していると思うな(笑)。ファンクラブ限定イベントもいつかやってみたいし、心と心で繋がれるような場所にしていきたいです。


miletオフィシャルモバイルファンクラブ『miles』 https://fc.milet.jp/

―デビュー当初はミステリアスな雰囲気だったはずなのに、miletさんが素の自分を曝け出すことで、どんどん新しい一面が見えてくるのも面白いです。馬刺しが好きとか。

milet:あはは!(笑)。歌っているときの私も素だし、そういう話をしているときの私も素で、どちらも本当の私なんですよ。あとはさっきも話したように、私はずっと虚勢を張ってきたから警戒していた部分もあったんです。最初はどこまで喋ってよくて、どれくらい笑っていいのかもわからなかったけど、ファンのみんなが皮を剥がしてくるから……ちょっと最近は自制しないとなって思う部分もあるけど、喜ばれるとやっちゃうのが私の悪いところで(笑)。

―ははははは!

milet:みんなのおかげで、本当に人格まで変わってきていると思うんですよね。最近は人と接しながら「こんなに楽しくなっちゃえるんだ」と思うことが増えてきて。今も基本的には静かなんだけど、みんなとやり取りしていると楽しくなっちゃう。

―初めてインタビューしたとき、「もともと一人が好きで、小学生の頃から集団行動にうまく馴染めなかった」と話していましたよね。それが今、こんなに楽しそうなのを見ていると、ファンの影響でパーソナリティも塗り替えられたというのは本心なんだろうなって。

milet:うん、本当に支えてもらっているなって。今まではひとりで自分のことを支えようと思っていたのが、こうして心強いファンの方々が増えてくれたおかげで、最近は気負いすることも少なくなったので。みんなの力でイイ方向に変わってきていると思いますね。だけど相変わらず……ひとりは好きです。情緒不安定なところは全然変わらない(笑)。

―ファンクラブの話になってから本当に楽しそうですね。ずっとニコニコしている(笑)。ここまで大切に思ってる人も珍しい気がします。

milet:私は友達が増えたような感覚で考えてしまうんですよ。やさしくされると勘違いする人っているじゃないですか、アレです(笑)。

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