トランプ米大統領は6日、顧問弁護士のルディ・ジュリアーニ氏が新型コロナウイルスの検査で陽性が確認されたことを自身のTwitterで明らかにしたが、ジュリアーニ氏の容態は現在安定しているという。複数のメディアの報道によると、76歳のジュリアーニ氏はジョージタウン大学メディカルセンターに入院しているという。
トランプ大統領のツイートから数時間後、ジュリアーニ氏の息子でホワイトハウス顧問を務め、自らも先月コロナウイルスに感染したアンドリュー・ジュリアーニ氏は、父親の容態は良いとツイート。お見舞いのメッセージを送った人々に感謝を述べた。
「私の父ルディ・ジュリアーニは休養し、素晴らしい治療を受け、具合も良好です。父の容態を心配してご連絡くださったご友人の皆さまに感謝いたします」とアンドリュー・ジュリアーニ氏。
CNNによると、ジュリアーニ氏一行はあちこちに出没しては、「州庁舎やホテルの宴会場、屋内での記者会見で」マスクを着用しないなど、絶えず公衆衛生ガイドラインを無視していたという。
ジョージア州議会のエレナ・パレント州上院議員（民主党）はジュリアーニ氏と審問会に出席。CNNの取材に対し、ジュリアーニ元ニューヨーク市長は「トランプ大統領に媚びるために、自ら進んで私たち全員を危険にさらした」と語った。
【動画】FOXニュースの美人女性記者、中継でジュリアーニ氏の会見を「嘘っぱち」とバッサリパレント氏はさらにこう続けた。「パンデミックのさなか、あからさまに公衆安全対策をないがしろにするジュリアーニ元市長は無責任です。ジョージア市民を危険にさらしています」
情報サイトThe Daily Beastによると、トランプ陣営スタッフは接触追跡を始めたと述べている。
「ジュリアーニ元市長と最近接触した人々など、市民の安全を確保するために適切な措置を講じています」とそのスタッフは語った。「各人とも自主検疫するよう勧告されています」
トランプの取り巻きでウイルスに感染した人々のリストは、大統領本人も含め、ますます増える一方だ。ニューヨークタイムズ紙によれば、マーク・メドウズ大統領首席補佐官をはじめ、少なくとも8人のホワイトハウス職員が、選挙投票日前後に陽性と判定された。去る秋には、ケイリー・マケナニー報道官とベン・カーソン住宅都市開発長官もウイルスに感染していた。
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