ちゃんみなとSKY-HIが贈る、真面目に不真面目なクリスマス・ソング


「身の回りでもまともな人ほどやっぱり正常でいられない」

ーあははは。それをエンターテイメントと言い切れるのはかっこいいです。2020年はみんな苦しいことやつらいことがあったから、それをうまく昇華できたほうがいいと思うんですけど、難しいなと実感して。個人的な話ですけど、今日、離婚届を出して取材に来る予定だったんです……。

ちゃんみな : ちょっと待って、ちょっと待ってよ(笑)。

SKY-HI : お水ください!

ちゃんみな : それ所謂コロナ離婚ですか?

ー時期的にいうと、そうなりますよね。

SKY-HI : でも、世の中が正常じゃない時間がずっと続いているわけだから、正気な人はいないというか当たり前だと思うんですよね。

ちゃんみな : 逆にアーティスト側が1番正気じゃない? どっちかと言うと。

SKY-HI : 元から正気じゃないからね。

ちゃんみな : そうそう。コロナ禍で本当に変化がないのって、逆にこっち側だと思うんですよね。もちろん変化はあるし、1番変化があるともいえるんだけど、1番正気ではあるよね。

SKY-HI : 発信する側と享受する側っていうものがあるとしたら、自分たちも享受するところがいっぱいあるんですけど、発信側としての立場でいうと、発信先が変わっていっている感覚の方が強くて。身の回りでもまともな人ほどやっぱり正常でいられないというか。

ちゃんみな : たしかに食らっている感じはありますね。

SKY-HI : しかも本人も、自分が正気じゃないって気がつかないくらいナチュラルに食らっている。だから、今は世の中がすごく殺伐としているなと思う。

ーだからこそ、クリスマスの曲がすごく刺さるというか。世の中の多くの人が一緒になって楽しめる行事ごとの存在って大事だなって。

ちゃんみな : そうですね。忘れがちですしね、今。

Rolling Stone Japan 編集部

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