fox capture planが語る、コロナ禍でもライブで魅せるための試行錯誤

アルバムタイトルはDAFT PUNKから着想

―ちなみに、「DISCOVERY」というワードはDAFT PUNKのアルバムタイトルから来ているそうですが、「Discovery the New World」自体、DAFT PUNKを意識していたのでしょうか?

岸本:アルバムタイトルが先で、「Discovery the New World」は後でつけたタイトルなんですけど、確かにちょっと「One More Time」とかと被る部分はあるかもしれないですね。DAFT PUNKの『DISCOVERY』はリアルタイムですごく聴いていたんですけど、新時代の始まりを象徴するアルバムだったと思っていて。それに対するリスペクトと、ワクワク感みたいなものは僕らのアルバムでも伝えたいなと。今後はもっと極端な曲を書いてもいいと思っています。ピアノもエレピも使わない曲があってもいいのかなと思ったり。


Photo by Kayo Sekiguchi


Photo by Kayo Sekiguchi

―『DISCOVERY』を作って、「ジャズのピアノトリオ」という枠を完全に外したことによって、これからはもっと何でもできるというか。

岸本:逆に反動で、完全にピアノとウッドベースとドラムだけのライブもやるかもしれないですけどね。

カワイ:この前チラッとメルテンと話したのは、今までみたいにライブハウスで熱量を感じたい人もいるだろうし、今回みたいに同期を使ってショーとしてのライブを観たい人もいると思うから、曲を作るときも、その使い分けを意識していいんじゃないかなって。ずっと同じことを繰り返しても飽きちゃって、モチベーションも上がらないし楽しくなくなってくるんですよね。それは僕たちだけじゃなくて、お客さんもそうだと思うし。

―来年は結成10周年イヤーなので、ライブも期待したいです。

井上:まだどうなるかはわからないですけど、今年あまりできなかった分、ライブはたくさんやる予定ではいます。

カワイ:今回のワンマンで得た経験はかなりデカかくて。前まではサポートメンバーがいないとできなかったことも、同期を使うことで同じクオリティでできるので、東京以外の場所でも差が出なくなると思うんですよね。なので、「今までと同じでしょ?」と思わずに、ぜひ観に来てほしいですね。

岸本:あとは、『DISCOVERY』の方向性が間違いじゃなかったと実感しているので、次作以降もっと踏み切って、『DISCOVERY』以上の反応をもらえるようなアルバムを作りたいです。10周年なので、年間通して活動的にやっていきたいですね。

Edited by Yukako Yajima

<INFORMATION>


fox capture plan
Album『DISCOVERY』 
発売中



ライブ配信「fox capture plan “DISCOVERY Release Live”」
配信日:2020年12月18日(金)
開演:20:00
※2021年1月11日(月・祝) 24:00までアーカイヴあり
チケット:3,500円(税込)
販売URL:https://w.pia.jp/t/foxcaptureplan-t/
販売期間:2020年11月19日(木) 19:00~2021年1月11日(月・祝) 21:00

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