苦境を乗り越え転生するBlack Musicシーンが切り拓く、世界の音楽ビジネスの未来と道筋

DANTZ’(左)とRay Kirkのステージの様子

人種差別というシステムは世界に闇をもたらした一方で、ブルース、ジャズ、ファンク、R&B、HIOHOP、レゲエ、アフロビート、といったブラック・ミュージックを生んだ。そして今、ブラック・ミュージックは世界に広く開かれ、人種や国境を超え、人びとを繋いでいる。まだまだ世界には解決しなければいけない問題が多々あるが、これは一つの希望の光なのではないだろうか。

日本からも、R&B、HIPHOP含めメインストリームな音楽を軸に世界を見据え、日本人のアイデンティティを取り入れた楽曲で世界を見据えるアーティストDANTZとRay Kirkが米ユニバーサル・ミュージックから新たなレーベル「lemon soda music」を立ち上げたことも、嬉しいニュースである。

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彼らのサポートを務めるのは、ドクター・ドレー主宰のAftermath Entertainmentで長年右腕であり、パートナーを務めたMike Lynn。エミネム、50セント、the Game、Ev、バスタ・ライムス、ケンドリック・ラマーなどのトップアーティストを世に送り出し、HIP HOPをはじめとしたブラック・ミュージックを世界における主要な勢力として確立させた彼との対話から、音楽ビジネスシーンを取り巻く世界の動きを探る。

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