スティーヴィー・ワンダーがキング牧師へ贈る手紙、人種差別撤廃への意志を読む

スティーヴィー・ワンダー(Andrew Harnik/AP)

スティーヴィー・ワンダーが、2021年1月18日のキング牧師(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア)記念日に公開書簡を発表した。

キング牧師記念日は、アメリカの人種差別の撤廃に大きく貢献したマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の功績を讃えるためのアメリカ国民の祝日。スティーヴィー・ワンダーはアリシア・キーズやカリードらと同様に、バイデン・ハリス政権に対し人種間の平等を求める委員会の設置を求めているアーティストの一人。2020年6月、ジョージ・フロイド氏殺害事件が起こり、新型コロナウイルスの蔓延が始まる中、カリフォルニアのバーバラ・リー下院議員は、人種差別解決のための公的機関を設立することを約束していた。

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スティーヴィー自身が手紙を読み上げる映像では、キング牧師と面会した際に彼を、「真のヒーロー、そして私のインスピレーションだ」、そして人種差別に関する「トゥルース・コミッション」が必要だと強く主張している。



また、スティーヴィーは、「私がこれまで受賞したどんな賞よりも、あなたからの影響を受けていることを知ってほしい。あなたによって私の愛は変わり、そのため他人に愛を与え、平等な未来へ向けて挑戦することができた」、「しかし、何一つ変えることができなかったことが苦しい。36年間、あなたの誕生日と思想を祝う国民の祝日があったにも関わらず、何の進歩もかったとは信じがたいだろう。具合が悪くなる」と、キング牧師へメッセージを向けた。

Translated by Kohei Ebina

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