ポール・マッカートニーのソロ名曲ベスト40選

40位「Magneto and Titanium Man」(邦題:磁石屋とチタン男)
収録アルバム『Venus and Mars』(1975年)

ジャマイカでの休暇中に、子どもたちのために買ったコミックスにインスパイアされて書いた作品。マーベル・コミックのスーパーヴィランが銀行強盗として登場する陽気な楽曲。ウイングスのツアーステージでは、ルネ・マグリットらアーティストの作品と共に、マグニートーやタイタニウムマンの画像も映し出された。「どれも同じアート作品さ」とマッカートニーは語った。




39位「Ever Present Past」
収録アルバム『Memory Almost Full』(2007年)

マッカートニーは、自分の半分に満たない年齢の人間の溢れるエネルギーを回顧的なシングル曲に込めた。キレの良いギターリフに乗せて、“あまりにも早く過ぎ去ってしまった時を求めて”と歌う。「僕は“ノスタルジア”という言葉は使わず、“メモリー”という言葉を選んだ。イマジネーションを発揮しようと思ったら、まずは過去を振り返るだろう。」




38位「Riding to Vanity Fair」
収録アルバム『Chaos and Creation in the Backyard』(2005年)

見事にエッジの効いた批判的な歌詞に乗せた楽曲を、プロデューサーのナイジェル・ゴッドリッチが、まるで宙に浮いている気分にさせるサイケデリックなバラードに仕上げた。「この手の曲を書くことは滅多にない」とマッカートニーは、ローリングストーン誌に語っている。「自分が我慢ならないということを、はっきりと伝えてやるのも必要だと思ったのさ」




37位「Mull of Kintyre」(邦題:夢の旅人)
アルバム未収録シングル(1977年)

バグパイプをフィーチャーしたコーラスが印象的な楽曲で、マッカートニーが農場を所有するスコットランド西部の外れにある素晴らしい場所を讃えている。「Mull of Kintyre」と言っても米国のファンにはピンと来ないかもしれないが、シングル曲として英国ではビートルズの「She Loves You」を凌ぐ当時歴代1位の売り上げを記録した(後に記録は、1984年の「Do They Know It’s Christmas?」に抜かれた)。


Translated by Smokva Tokyo

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