Leon Fanourakisが語る、進化したフロウの秘密

Leon Fanourakis



LEXやSANTAWORLDVIEWの存在

ー本作にはLEXが2曲で名前を連ねていますけど、彼も去年アルバム(『LiFE』)を出したじゃないですか。Leonさんも参加してましたよね。喜怒哀楽の感情が詰まっていて、LEXのこれまでの人生が凝縮された内容だったと思うんですけど、彼の存在は刺激になりますか?

LEXはすごく刺激になりますね。音楽との向き合い方が素晴らしいと思うし、18であれができるのはヤバいなって。一昨年ぐらいからちゃんと仲良くなって、去年からスタジオに一緒に入るようになった感じなんですけど、実はお互いに名前とか知らなかった頃から同じハコでライブしたり、横浜のイベントに行ったりしてて、だから聴いてる音楽も似てて「このラップいいよね」みたいなのが近いんですよ。彼の周りもみんなラッパーなんで、何か新しい世代が来てるなって思います。

・LEX「Romeo & Juliet」


ー前回のインタビューの時はLEXの名前はまだ出てきてなかったですよね。

そうですね。その頃はまだよく知らなかったと思います。

ー地元の仲間のSANTAWORLDVIEWは前作から引き続き今回も参加しています。

SANTAとは変わらずずっと一緒に曲作ってますけど、今回は俺らが作るんだったら攻めたやつにしたいよなって出来た曲が「Tryna Be The G.O.A.T. feat. SANTAWORLDVIEW」です。こいつも自分の中ではお気に入りですね。

・前作収録の「BOUNCE feat. SANTAWORLDVIEW」


ーダークなトーンの曲でもすごく外向きな感じがするアルバムですよね。そのへんは意図的に?

暗い雰囲気の曲でも、言ってることは暗くしたくないなと思って。やっぱりポジティヴなメッセージを入れたかったんです。怒ってる曲もいいんですけど、聴いていて疲れるようなものにはしたくなくて。もっと気軽にみんなでアガれるような曲を作りたかったんです。

ー例えば「YORI DEKAKU」とか、リリックを音として捉えている時と文字として見ている時とでは全然印象が変わりますね。

字に起こしてみると「こいつアホだな」みたいな、そういう歌詞は他にもいっぱいあると思います(笑)。それはよく言われますね、歌詞だけ見るとヤベェわって(笑)。

ー超シンプルな日本語だから刺さってくるっていう。

そこを目指しました。これまでは考えすぎて損してるところもあったかもしれないので、もっとシンプルにできたら、さらに届きやすいかなって。

ー自分的に新しいチャレンジだったリリックは?

「NANIMONO」は、みんな周りの目を気にしたりするけど、結局のところは自分がどこにいるかが大事で、誰が偽物で悪者でとかじゃなくて自分なんだよってことを言いたくて作った曲です。あと「What did you say?」はちょっと分かりづらいと思うんですけど、自分の中の天使と悪魔が戦うみたいな曲になってたり。

ー「NANIMONO」にもリンクするところがあると思うんですけど、Leonさんが育った横浜中華街のホームページに掲載されたインタビュー記事では、中学校時代を振り返って国際的な学校で中国人の友達もたくさんいたから、もともと自分の脳みそに差別っていう概念が無いって話してましたよね。

自分が通ってた中学はいろんな人がいたけど、差別はなかったと思いますね。自分は差別とかあんまり受けたことがなくて、でもどっちの気持ちもわかるというか、わかるのかな? まあ、俺からの視点でしかものを言えないですけど。

ー前回のインタビューで「小学生の頃からみんなと同じがすごく嫌いで、ルールに従って生きる意味って何だろうって、すごく考えてたんですよね」と語ってくれましたけど、そういう違和感みたいなのって今もありますか?

あります。いろんなものに刺激を受けて膨らみますね。「これ伝えてぇわ」とか、毎日何かしらキーワードをメモしたりしてるんですよ。それが溜まったら曲にするみたいな。

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