哀川翔が還暦前に語るターニングポイント ドラマ『とんぼ』からVシネマ、プロレスまで

―哀川さんと音楽活動というと、まず一世風靡セピアが浮かんできますけど、もともとの音楽歴ってどこから始まっているのでしょうか。

いやあ、俺の音楽歴ってほとんどないんだよね。歌謡曲を聴くぐらいで、洋楽だったらイーグルスを聴くぐらい。そこから始まったみたいな感じなんだけど、普通の高校生だったし、歌謡曲全般を幅広く聴いていて、中学ぐらいからディスコサウンドが流行り出したような感じでしたね。



―どちらかというと、矢沢永吉さんとかロック系がお好きなイメージですけど。

キャロルは中学生ぐらいのときに聴きました。でも特別ロックにこだわるということもなかったですね。矢沢さんなんかは、だいぶ大人になってから聴きだしたかな。また戻ったみたいな。最初の頃のアルバムを聴いてすごく良いなと思ったのが、20歳過ぎたぐらいから。キャロルはリアルタイムで聴いてたんですけど、そこからはあんまり。俺も部活ばっかりやってたから、音楽にのめり込むこともあんまりなかったんですよね。だから、セピアで歌を歌えって言われたときは、「歌を歌うのか……」みたいな感じでした(笑)。

―そうだったんですか。ちなみに部活は何をなさっていたんですか?

中学は柔道、高校は体操。それが一世風靡セピアに繋がりました。

―今回の映画でもダンスバトルのシーンがあって踊っていらっしゃるようですね。

まあ、あれはね(笑)。あれはもう、『デコトラの鷲』ですよ。ああいうシーンがあってもいいんじゃないかなって。

―いずれにせよ、10代の頃はバンドを組もうとか考えたことはなかったんですね。

なかったですね。家に集まって、ギターが上手いやつが弾いて歌を歌って騒いだりというのはあったけど、バンドを組もうとかいうことはまったくなかったです。

Rolling Stone Japan 編集部

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