BABYMETALが語る、ヘヴィメタルから教えてもらったこと

盟友BMTHと神様ロブ・ハルフォード

ーメタル界の仲間であり盟友という意味で、ブリング・ミー・ザ・ホライズン(以下BMTH)の存在も大きいですよね。BMTHのEP『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』収録の「キングスレイヤー」ではついに共演が実現。ヴォーカルのオリヴァー・サイクスはこの曲について「まず、彼女たちには日本語で歌ってほしかったんだよ。スペシャルなものにしたかったからね。僕は彼女たちが日本語で歌うのが好きだし、それがキャッチーだと思うから」と語っていました。実際、すごくキャッチーな仕上がりでBABYMETALらしさが出たコラボになりましたよね。

SU-METAL:これまで他のアーティストの曲に参加することがなかったので、世界観を壊してしまうんじゃないかなとか、大丈夫かなって思ったりもしたんですけど、日本語で歌ってほしいというオーダーであったりとか、BABYMETALの曲にありそうな感じのサビであったりとか、私たちの良さをよく知ってくださってるというか。BMTH×BABYMETALっていう曲をしっかり作ってくださったのがすごくうれしくて。私もこの曲を聴いた時に、英語詞が多かったので自分にとって歌うのはチャレンジだったんですけど、ぜひやりたいと思ったし、新しい音楽が見えました。お互いの今までやってきたものが組み合わさって素敵なマリアージュじゃないけど、コンビネーションになったなって。これがコラボなのか!って。そういうものを学ばせてもらって、こんな機会をいただけてすごくありがたいなと思いましたね。

MOAMETAL:素敵な楽曲を用意していただいて、しかもBMTHの曲なのにこんなに参加していいのかっていうぐらい、BABYMETALの要素がめちゃくちゃ強いじゃないですか。それぐらい心の広い方たちなんだなっていうことも再確認できたし、そんな人たちと一緒に楽曲が作れたことは本当に宝物だなって思います。5年ぐらい前に出会って、その時から一緒に曲を作りたいねって言ってたことが今になって叶ったんですけど、この5年間お互いが意識し合ってリスペクトし合ってきたから出来上がった曲だと思ってるので、出会えてよかったなってつくづく思いました。私たちも一番最初にコラボできたのがBMTHでよかったねって話はいつもしてますね。





ーBMTHは仲間って感じだけど、BABYMETALの「STAY METAL」の由来でもあるジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードは正に「メタル・ゴッド」ですよね。そんな神様とは2016年のオルタナティヴ・プレス・アワードで共演しているわけですが、どんな方でしたか?

SU-METAL:長年修行を積んできた感……?

MOAMETAL:仙人みたいな? わかる!

SU-METAL:そう! 仙人感がオーラから出ていて。裏では本当に優しい方なんですよ。ロブさんと共演した時はジューダス・プリーストさんの曲だったので、私があんまり前に出ちゃいけないんじゃないかなと思ってちょっと引いてたんですけど、「ガンガン来ていいよ! もっと一緒にやろうよ!」って、私たちの音楽を認めてくださってるのもすごくうれしかったし、新しいものに対して柔軟に反応してるんだなって。ただでさえ纏ってるものがレジェンドで、私はその時代に生きてないから実際に何がどうなってたのかとかその時の人たちのことは全然わからないけど、すごいことは分かりました。そういう方なのに、まだ進化し続けようとしている姿とか、すごく尊敬できるなと思いましたね。

MOAMETAL:私も一番最初に会った時は海外のフェス会場だったんですけど、ロブさんって人がすごい人だということは正直そこまで分からなかったんです。でもお会いした時に後光のようなものが差してたんですよね。それこそ仙人感というか。みんなが神として崇める気持ちが分かるなって思いましたね。たぶんそういうのって、その人の人間性もあると思うし、何に対しても負けないハートみたいなものが伝わってきたからなのかなぁ……。すごくカッコいい人だなと思って、これがメタルゴッドなんだなって子供ながらに感じました。



ーロブのInstagramも最高なんですよ。猫のTシャツ着てたりして。

MOAMETAL:カワイイ(笑)。共演させていただいた時も、すごくキラキラした可愛いブレスレットを用意してくださったり、カッコいいとカワイイを両方兼ね備えていて。

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