w.o.d.が語るハイエナジーなロックの真髄「自分を救ってくれた存在に俺も近付きたい」

三者三様のルーツと音楽観

ーお話を伺っていると、どうやらハードロックの影響もかなり大きいようですね。

サイトウ:自分は元々ギタリスト志向だったんですよ。それこそクリームとかジミヘンのコピーもやってたし、エクストリームのヌーノ・ベッテンコートとか、『プライド&グローリー』の頃のザック・ワイルドなんかも大好きなんです。

ーニルヴァーナとエクストリームがどっちも好きだという人は、けっこう珍しい気がします(笑)。

サイトウ:ニルヴァーナを知ったのはそのあとなんです。中学生の頃に初めてニルヴァーナを聴いて「こういうかっこよさもあるんや!」と。そこからいわゆるオルタナにハマったり、レディオヘッドなんかも好きになるんですけど、元々の始まりはレッド・ツェッペリンと、ガンズ・アンド・ローゼズですね。ギターも当時はレスポールを使ってましたし。

ーKenさんにはどんな音楽的背景があるんですか?

Ken:俺はちっちゃい頃からヒップホップとジャズのダンスをやってました。それこそ小学生の頃はエミネムとかをよく聴いてたので、いま思うと自分のリズム感はそこからきてるんやないかなーと。でも、そのダンス・スクールがなくなっちゃって。これから何しようかなと思ってたら、サイトウが声かけてきて「お前はベースやれ」と(笑)。

ーそれまで経験はあったんですか?

Ken:いや、それどころかロックもぜんぜん知らなくて。とりあえずYouTubeでベーシストを調べてみたらフリーが引っ掛かったんで、しばらくはレッチリをコピーしまくってました。それもあってベースはずっと指で弾いてたんですけど、このバンドが求める音を突き詰めていくなかで、これはピックで弾いた方がええなと。



ー元良さんはいかがですか?

元良(Dr):僕も元々ハードロックが大好きで、ドラムでいうとグランド・ファンク・レイルロードのドン・ブリューワーの影響がでかいですね。ただ、今までいろんなバンドで叩いてきたんですけど、自分のスタイルにフィットするバンドがなかなかなくて。そこでようやく出会えたのがw.o.d.だったんです。

サイトウ:俺、生ドラムはサウンドありきやと思ってるんです。要はどれだけ鳴らせるかってことですね。それこそボンゾの「ズドーン!」みたいなドラムが好きやし、何よりも8ビートをかっこよく叩けることがドラマーの最低条件やと思ってて。

元良:その“どれだけ鳴らせるか”っていうのも、力強く叩けりゃいいって話じゃないんだよね。それよりも俺はニュアンスとかバランスのほうが大事だと思ってて。アルビニの録音もそんな感じですよね。ドラムの音を録るというより、ドラムが鳴っている空間をレコーディングしてるというか。

サイトウ:今回のアルバムには収録されてない「PYRAMIDS」という曲のドラムは、スネアとハイハットを退けて、マイク2本で録ったんですけど、やっぱり生楽器ってマイクを1センチ動かすだけで音がぜんぜん変わるんですよ。あの時は「空間を録るというのはこういうことなんやな」と思ったな。


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