BEYOOOOONDSが語る意識改革 アイドルグループの一員として考えたこと

芝居的な歌い方を強みに(里吉)

―では、今回のシングル収録曲の演技面で個人的にこだわったところはどこですか?

里吉 私は今回、「こんなハズジャナカッター」のCメロやサビの最後みたいにお芝居をしながら歌うパートが多くて、ずっと前からそういうパートをやりたかったんですけど、今までは選んでいただくことがなかったんです。

―なるほど。

里吉 BEYOOOOONDSはみんな個性的で素敵な歌声の子が多いので、自分でも自分の声がちょっと違うなと思うところがけっこうあったんです。それで「どうしたらいんだろう」と考えた結果、コミカルな歌い方をするときのほうが自分の声をいかせそうだということに気づいたので、「こんなハズジャナカッター」のサビの最後ではいろんな歌い方をして録ってみました。あと、「激辛LOVE」のソロパートの<トリコになる>という部分でも、ディレクターさんから「次はこんな感じで」ってお芝居のパターンをたくさんいただけたのがすごく嬉しかったです。そういう表現はこれからも突き詰めていきたいです。

―今回のレコーディングできっかけを掴めたんですね。

里吉 そうですね。自分の声の使い方を学べたのかなと思いました。

山﨑 私は「激辛LOVE」です。2番の歌詞に<サヨナラのあとに ゴメンネのスマイル>というフレーズがあって、これはまだみなさんにはお見せできていないんですけど、私はそこでサヨナラされたときの悲しさや、ゴメンネのスマイルをされたときの喜びを顔で表現しています。あとその前に、<あぁ嘘言っちゃった>というところで悲しんで、その次の<惚れすぎた証拠ね>でまた喜ぶっていう、「そんなにコロコロ変わってどうしたんだ?」っていうぐらい表情が変わっているんです。



―情緒が不安定な(笑)。

山﨑 はい(笑)。顔の筋肉を使いまくっているので、早くみなさんにお見せしたいです。

江口 「激辛LOVE」は、ウィンクしたり、真顔になったり、辛い顔をしたり、表情まで細かく決められていて、ほぼ変顔に近いんです。普通のアイドルさんはファンの方に笑顔を振りまくと思うんですけど、BEYOOOOONDSではみんなが真顔の中で一人だけ笑っていたらダメなんです。恥ずかしさはありますけど、逆にそれをやらないほうが悪く目立ってしまうので、「激辛LOVE」はしっかりやりきろうと思っています。

―求められる演技の水準は上がったりしているんですか?

里吉 これまでの曲は、全体を通して「こういう感じで」という指示があったんですけど、今回は「このパートはこう」「Bメロはこう」みたいに細かく決まっていますね。でも、細かく決まってはいるんですけど、12人でしっかりそろえられるようになってきたと思います。そこはもっと頑張りたいですね。

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