「リゼロ」ファンの米アーティスト、アシュニコが語る「私が反抗する理由」

アシュニコ(Courtesy of Warner Music Japan)

TikTokで280万以上のフォロワーを持つアシュニコ。米ノース・カロライナ生まれ、現在は英ロンドンで活動中。「ポップのアンチテーゼ」と呼ばれる彼女は、アート、音楽、性差別撤廃を活動の軸に据えるアーティストだ。今年1月にミックス・テープ『デミデビル』をリリースした彼女のオフィシャルインタビューをお届けする。

—15歳の時に作曲を始めたそうですが、それから10年経ちミックス・テープ『デミデビル』が発売になりました。曲作りを始めてからここに辿り着くまでの道のりがどんなものだったか教えてください。

15歳から今までは、本当に長い道のりだった(笑)。今の私は別人になった。いまだに15歳の自分だったら嫌だろうから、良かったかな。この間に、本当に一杯曲を書いて。ものすごく沢山ね。それを出来るだけ発表するようにしてきた。ほぼ毎日曲を書いてたかな。スタジオにいる時もあれば、スタジオに入ろうとしてる時もあったし、私をスタジオに入れてくれる人と会おうともしたし、そういう人達に会える場所にも出向いた。たくさん曲作りとハードワークを続けて実現させた。曲を書いたノートを何十冊も持っていて、20~30冊はある。本当に一生懸命働いてきたんだ。



—ここまでのキャリアでのハイライトは何ですか?

私は作曲が大好きで、何よりも好き。だから、「スチューピッド」と「デイジー」が(イギリスで)ゴールドになった時、それからミックステープ『Hi It’s Me』がゴールドになった時は、本当に誇らしかった。その後でドージャ・キャットの「ボス・ビッチ」って曲を共作して、それがプラチナムになって。私はソングライターになりたくて曲作りを始めて、今はソングライターになって、アーティストでもある。だから、やりたかったことを実現したんだ! ゴールドを達成した時も、本当に嬉しかった。

—2017年の『Sass Pancakes』、2018年の『Unlikeable』、2019年の『Hi It’s Me』と、これまでの作品は全てヒップホップにカテゴライズされていましたが、『デミデビル』はポップとされています。これは意図的な変化でしたか、それとも自然とポップになったのですか?

『Unlikeable』にもポップ要素と歌はあったし、ヒップホップもあった。だからずっと、ポップの要素はあったかな。「No Brainer」っていう『Unlikeable』の曲は、すごくポップ・パンクだし。だから、過去の作品を通してずっと、そういう要素はよく出てた。ストリーミングサービスで私の作品が何にカテゴライズされるかっていうのは、私が決められることじゃなくて。でも私の音楽は、常に偽りじゃない場所から出ている。

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