SPiCYSOLがメジャーを選んだ理由「数万人規模のステージに立てるバンドになりたい」

―2曲目「From the C」ですけど、この「〜the C」は過去にもありますよね。

KENNY:そうっすね。「To the C」でデビューしているので「ここから再始動だ」という意味もあるし、メンバー4人中3人が茅ヶ崎に住んでいることも合って「From the C」を作りました。

AKUN:去年茅ヶ崎に引っ越したんですけど、コロナ禍で周りの皆さんが「SPiCYSOLを聴いてるよ」と言っていただけたことが、俺的にはすごい支えになってました。茅ヶ崎に住んでいたから、コロナの辛い気持ちを乗り越えることができた。だからこそ、茅ヶ崎で何か音楽をやりたいなと考えてて。友達に「ライブができるところないですか?」と聞いたら、「茅ヶ崎会館があるよ」って。そこは発表会とか演説に使っている会場らしいんですけど、やるならこのタイミングだなと思って、会場を押さえました。「せっかくライブをやるなら新曲を披露しようよ」とメンバー間で話し合って「From the C」を作ったんです。だからライブスタートで生まれた曲でしたね。

―茅ヶ崎に移住したから生まれた曲だったと。

AKUN:自然もあるし、人も温かいし、街にはアートも音楽も盛んだし、色んなインプットができる街なんですよ。都内にいたら同じスーパーを行き来するだけだったと思うんですけど、茅ヶ崎だから外へ出れば海があるし、良い空気が吸えて気持ちも晴れやかになる。そんな環境だからこそ「From the C」が作れましたね。

KAZUMA:あんまりドラムドラムしてないというか。タムが3つに、フロアが2つなので点数は多いんですけど、それを感じさせないような軽さというか。なのでタムの鳴りとかも余韻の深い感じではなく、ちょっとジャズチックな音色で16分の音符を意識したドラムになりましたね。

PETE:ドラムのミックスは、めっちゃこだわってたよね。

KAZUMA:そうだね。ドラム以外の楽器の混ざりが良くなるのを一番意識してて。「NAISYO」とか「ONLY ONE」はかなりドラムが主張しているんですけど、「From the C」は奥の方で点数の多いパーカスが鳴ってるくらいのイメージで叩いてます。

Rolling Stone Japan 編集部

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