―その歴史を紐解いていきたいんですけど、改めてSPiCYSOLの道程をどのように感じてますか。KENNY:正直、ここまで来れたのは出会った方々との繋がりでしかないです。もちろん頑張ってきたし、実力をつけるためにめちゃめちゃ練習とか、「どうしたら売れるのか」をずっとみんなで考えて試行錯誤してきたんですけど…… やっぱり人との繋がりでここまで来れたとしか思えなくて。それは俺らのことを良いと言ってくれた事務所の人たちがいて、今回はレーベルの人が良いと言ってくれたおかげでメジャーデビューまで来たし…… 最初に遡ると俺とAKUNが飲み友達じゃなかったら、そもそもSPiCYSOLは生まれてないし、ここまで至ってない。
―そうですね。KENNY:きっと他のバンドさんもそうで、バンドってアーティストの中でも奇跡的な要素が詰まって初めてできるものなんじゃないかなって思っています。現に俺らが結成当初に対バンしていたアーティストで、今も活動をされている方々って少なくなってしまっていて…
… バンドとして一緒に活動し続ける仲間がいることが奇跡みたいな環境に自分がいさせてもらってることのありがたさは、結成を振り返るとしみじみ思っちゃいますね。