SPiCYSOLがメジャーを選んだ理由「数万人規模のステージに立てるバンドになりたい」

―満を辞してリリースされるメジャー1stデジタルEP『ONE-EP』は、いつから制作をスタートしたんですか。

PETE:去年末からですね。

KENNY:1曲目「ONLY ONE」は「TELASAオリジナルドラマ『主夫メゾン』の主題歌を書いて欲しい」というオファーをいただいたのがきっかけで作ったんですよ。ドラマっぽいデモ曲というのを、そんなにイメージして作ったことがなかったけど、とにかく急ピッチで仕上げましたね。



―一番意識したのは何ですか?

KENNY:俺らも番組スタッフもサビ始まりの曲が良いなと思って。なので、俺がサビを何パターンを作ってPETEと揉んでいきましたね。

―曲の構成がいつものSPiCYSOLと違う印象を受けました。

KENNY:ドラマチックにしたかったんですよ。ドラマってすごいハッピーなシーンが流れたと思いきや、ラストで急に暗くなって「え! どうなっちゃうの?」みたいなシーンごとのテンポ感が良いじゃないですか。なのでサビから始まってキラキラした世界観かと思ったら、バンドインをして違う雰囲気になりつつも、主人公の爽快かつ平和な日常シーンがあって、オチでは泣きのシーンも入るような構成を1曲の中で表現できたらと思って作りましたね。あとはサウンドプロデューサーにShin Sakiuraさんを迎えたことも大きかったです。彼の音感と音選びの今っぽさも相まって生まれた構成ですね。

Rolling Stone Japan 編集部

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