元警察官が語る、連続殺人鬼ジョン・ゲイシーに迫る新ドキュメンタリーシリーズ

イリノイ州デスプレーンズの元警察官・マイケル・アルブレヒト

連続殺人鬼ジョン・ゲイシーに迫るドキュメンタリーシリーズ『John Wayne Gacy: Devil in Disuguise』が、ピーコックで公開された。

本作は、既に引退した警察官が当時担当したジョン・ゲイシーによる連続殺人事件について語るドキュメンタリー。公開されたクリップで当時を語るのは、イリノイ州デスプレーンズの元警察官、マイケル・アルブレヒト。彼は1978年12月、ゲイシーを追う捜査チームに所属し、最終的にゲイシーの逮捕に至るまでの9日間の様子を語る。アルブレヒトは、ゲイシーが殺害した被害者たちを自宅の地下室のどこに埋めたのかを一覧にして書き出す瞬間にも立ち会っていたそうだ。



ゲイシーはアルブレヒトを特に気に入っていた。アルブレヒトは「彼はかなりの自信家だったんです。彼は、自分がシカゴ中に持っていた様々なつながりをよく仄めかしていました。シカゴ警察署にも多くの友人を持っており、その友人たちに自分が知っている面白いニュースなどを聞かせていたのかもしれません。彼は『彼らが私のためにこんなことをやってくれた』などとは決して言いませんでした。自分がすぐ助けを呼べるようにするため、タネを蒔いているような感じでした」と、様々なつながりを持っていたことを本作内で語る。

クレイグ・バウリーは、1978年にゲイシーが逮捕されて以降、彼と手紙を通じてやりとりをするようになった。彼は、なぜゲイシーがこんなにも残酷な罪を犯したのか知るため、好奇心で手紙のやりとりを始めたが、最終的にはそれが1994年のゲイシーの死刑執行まで続く友情へと発展したのだった。また、彼も同様にゲイシーがシカゴ中に持っていた様々なつながりについて言及している。バウリーは、「彼の政治的とも言える様々なコネを理由に、ジョンは自分がテフロンコーティングされているとでも感じていたのでしょう。どこへでも逃げることができたのかもしれません。そこから分かったことは、私には考えも及ばなかったほど、シカゴの政治には非常に多くの謎があるということでした」と語った。

『John Wayne Gacy: Devil in Disguise』の全6話はPeacockで公開中。本シリーズは、悪名高きシリアルキラーと、多くの人が未だ解決されていないと信じている事件の一部についての詳細に迫っており、収監中当時のゲイシー本人へのインタビューも本作で初めて公開されている。

From:Watch Ex-Police Officer in John Wayne Gacy Case Talk Serial Killer in New Docuseries Clip

Translated by Kazuhiro Ouchi

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