佐藤健が語る、『るろうに剣心 最終章』とステイホーム:「役者人生で一番の作品」

──『るろうに剣心』シリーズは、佐藤さんの役者人生にとって最も重要な作品の一つだと思います。今年で俳優デビュー15周年だそうですが、これまでの役者人生で「この作品に出会ってなかったら、今の自分はなかった」と思えるような出会いはありますか?

佐藤:作品に関していえば、やっぱり『るろうに剣心』になります。第1作目の剣心を演じたことがきっかけで、大きな役をいただくことができたと思っていますし、それ以降も『るろうに剣心』があったからこそ、自分はここまでやってこられたと思うことも多かったので。役者人生の中で、すごく大きなターニングポイントであることは間違いないですね。

──昨年から続く新型コロナウイルス感染拡大により、映画業界を含むエンターテインメントが大きな打撃を受けています。その状況について、率直にどのような心境ですか?

佐藤:個人的には、家にこもっているのが性に合うタイプなので、楽しく過ごしています。でも、エンタメというものの需要というか、生きていく上でエンタメというものが、いかに必要であるか、大切であるかを改めて感じました。「エンタメなんて、なくても人は生きていける」と言われるし、理屈ではそうなのかも知れないですけど、きっとそんなことはなくて。人が生きるための「楽しみ」だとか「目的」に直結することだと思うから、それがなくてただご飯だけ食べていくような生き方って、おそらく人間はできないんだろうなと思います。



──ステイホーム 期間はどんなことをして過ごしていましたか?

佐藤:ネット上で映画を観ているだけでも時間が足りなくて。テレビも同じで。バラエティ番組もどんどん面白い番組が始まっているのでそれも観るし、YouTubeなんてもう無限に観ていられますよね(笑)。面白い漫画もたくさんあるし。だから、ステイホーム期間もやることが沢山あって時間が足りないくらいでした。

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