モリッシーのマネージャー、『ザ・シンプソンズ』パロディに苦情「彼を侮辱している」

カーチスは、現段階で法的な手段を取ることは考えていないというが、いくつかの選択肢を検討しているとも語った。カーチスはさらに「放送や出版の業界が、真実よりも視聴者数や読者数の方ばかり気にしているということは嘆かわしいことです。ザ・シンプソンズは明らかに人を傷つけており、妙な方法で特定の人に苦痛を与えようとしていると考えています。モリッシー自身がこのエピソードを見たかは分かりませんが、彼が見ていないことを心から祈っています」と、語った。

また、「最新のシングルではテルマ・ヒューストンと共に歌い、ジェイムズ・ボールドウィンの支持者で、自身のバンドに3人のラテン系を含んでいるモリッシーがなぜレイシストと呼ばれなければいけないのか、理解に苦しみます。その根拠はどこにあるのでしょうか? 彼がテロリストや過激派勢力を嫌いかと聞かれれば、もちろんそうでしょう。彼が2010年に中国人たちの食品市場は動物の権利を侵していると非難したかと聞かれても、その通りだとしか言えません」と続けた。

事実、モリッシーの議論を呼ぶような発言や行動は頻繁に取り上げられてきた。2010年には中国の食品市場での動物の扱いに対し、中国人たちを「人類の亜種」と表現した。さらに最近では、極右政党のフォー・ブリテンへの支持を表明し、ザ・トゥナイト・ショーへは同政党のピンバッジを装着して出演している。

From:Morrissey’s Manager Blasts ‘The Simpsons’ After Episode Mocks Singer

Translated by Kazuhiro Ouchi

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE