[Alexandros]が語る、狂気の渇望とドロスがバンドである理由

[Alexandros]

新ドラマー・リアド偉武の加入後初となるシングル「閃光」をリリースした[Alexandros]。

同曲は映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の主題歌。ガンダムの壮大な世界観と濃密なギターロックが融合した一曲に仕上がっている。メンバー全員インタビューでバンドの「今」を語ってもらった。

【動画を見る】「閃光」のミュージックビデオ

―リアドさんは正式に加入を打診された時はどんな気持ちでしたか?

リアド偉武(Dr:以下、リアド):ついにというか、正直嬉しかったです。自分としてはサポートという立場で2年間、自分の全てをこのバンドにつぎ込んで来てたので、メンバーとして迎え入れるという風に言われた時には、ホッとしましたし、嬉しかったです。

―バンドとしてはサポートのままという選択肢はなく?

川上洋平(Vo, Gt:以下、洋平):それはないです。ドラムは絶対に入れたかったですね。

―前任のサトヤスさん(庄村聡泰)の勇退とバンド10周年が終わって一段落するのかなぁと思っていたら、新メンバー加入と新曲リリース。いい意味でノンストップだなぁと。

川上:ただ長かったですよ。サトヤスが叩かなくなったのはほぼ二年前ですけど、サトヤスが辞めたセレモニーをこの前やっただけだから。公式には在籍してましたけど。その間もリアド以外にもドラムどうしようかって、色々と打診も考えてたし。だから様々なことを経てのリアドなんですよ。むしろここに来るまで時間がかかったっていう感覚ですね。

磯部寛之(Ba:以下、磯部):ずっとサポートで叩いてもらってて、俺らが一方的にオファーっていう感じじゃないですから。なんか相思相愛みたいなところなんで。一方通行じゃリアドにもどうしようみたいなのもあると思うし。ミュージシャン同士としても惹かれ合った自然な結果です。

白井眞輝(Gt:以下、白井):結構長い間一緒に音を出してたんで、今さら音に関してどうこうのはなかったです。入るにあたって人としての信頼、音に対しての信頼もあったんで。

―長い同棲生活が終わってようやく婚姻届出したみたいな?

川上:そうそう(笑)。

白井:前の離婚届がなかなか受理されなかったので。

川上:リコカツがね(笑)。

―そういう冗談が言えるのもサトヤスさんの絆の深さですよね。普通のバンドだったらそんなこと冗談でも言えない。

磯部:サトヤスも自分で言ってましたけど、こんなことある?って。前任のドラムと、サポートやってて今度入ってくるリアドが二人で仲良く話してて、こんな平和なメンバーチェンジあるか?って本人が言ってたぐらい。幕張の時も、サトヤス含めて5人で和気あいあいとしてて。

川上:うちらの中では自然なことです。やっぱり良いものを作るってことを俺は追求したいんですよ。そのためにリアドが必要だと思ったし。そこはタイミングだったり何だったりっていうのもあって、全員を納得させることはたぶん難しいだろうけど、最良のタイミングが今回だったと思ってます。最高のバンドを作る、最高の曲を作る、最高のライブをやるためだけにやるんで。それ以外のことはどうでもいいんです。申し訳ないけど。

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE