性的虐待の告発相次ぐマリリン・マンソン、被害者が語った暴行の一部始終

他の被害者たちと面会し、自分の身に起こった出来事を整理

「彼の他の被害者とも話をしたんですが、その子たちに『あいつの目的は何だったと思う?』と尋ねたんです」と、彼女は動画の中でこう続けた。「彼は多分私たちを自殺させたかったんじゃないか、ということで意見が一致しました」

昨年9月、彼女はウッドやビアンコの他、マンソンを性的虐待で訴えている他の女性たちと面会し、これまで体験した出来事を整理し始めた。本人曰く、強迫性障害と夜驚症と外傷後ストレス障害を患っているという。

ウッドやその他女性が2月に名乗りを上げて以来、レコード会社、ブッキングエージェント、マネージャーはそろってマンソンとの関係を断った。放映予定だったTV番組『American Gods』『Creepshow』への出演も打ち切られた。当時マンソンはInstagramに声明を発表し、告発は「現実をひどくゆがめている」と語った。

「(マンソンとは)ちゃんと話したことがありませんでした」と、自身が受けた虐待についてスミスリーンはこう語った。「話すことは許されなかったんです。彼に楯突いたことは一度もありません。そうすればさらに虐待と拷問を受けることになるとわかっていたから。私はただ、それを避けたかったんです」

【関連記事読む】異常な性支配でカルトのトップに君臨した男、その本当の素顔とは?

from Rolling Stone US

Translated by Akiko Kato

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE