バイデン大統領、米医療システムにおける「性別」を性自認と包括する方針に再転換

Photo courtesy:AP

バイデン大統領は米現地時間2021年5月10日、オバマ大統領期の性的マイノリティの人々に対する医療システムの保護を復活させることを発表した。

今回の方針は、トランプ前大統領期における出生時の性別を「性」として登録し、性自認に基づく医療行為において差別を認めるような政策を反転することを目的にしている。トランプ前大統領期は、こうした政策は施行される前に裁判所により違憲と認められ、効力を持たなかった。

バイデン大統領による今回の方針転換は、本質的にはオバマ時代の性的マイノリティの人々に対する医療機関における保護を復活させるものとなる見通しだ。オバマケアにおいて、「性別」は性自認と性的指向を包括するものとして定義されたが、この定義に基づく方針転換になるようだ。

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Translated by Kazuhiro Ouchi

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