性的暴行で訴えられたマリリン・マンソン、元アシスタントが明かす「尊厳破壊」のやり口

マリリン・マンソンことブライアン・ワーナー(Photo by Sipa USA via AP)

マリリン・マンソンの元アシスタント、アシュリー・ウォルターズさんが、性的暴行、性的殴打、性的ハラスメント、故意の精神的苦痛の賦課(ふか)など複数の罪で、マンソンと彼が運営する会社Marilyn Manson Records, Inc.を訴えた。

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ウォルターズさんはマリリン・マンソン(本名:ブライアン・ワーナー)から性的不正行為を受けたと名乗り出た女性十数人の1人。また法的手段に訴えた女性としては、先月の『ゲーム・オブ・スローンズ』の女優エスメ・ビアンコに続き2人目。

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マンソンと出会った当時、ウォルターズさんは新進気鋭のフォトグラファーだった。マンソンはアーティスト同士コラボレーションしようと提案。訴状によれば、マンソンは2010年3月にソーシャルメディアで接触し、彼女の写真を絶賛した。2カ月後、彼は彼女を自宅に招き、彼女の写真を撮影して服を脱ぐようそそのかした。その後マンソンは彼女をベッドに押し倒してキスを迫った後、彼女に噛みついて、彼女の手を無理やり下着の中に押し込んだという。翌日彼はショートメッセージで再度コラボレーションの話を持ちかけた。彼女は暴行を水に流すことにした。

その後マンソンはプロに徹し、ウォルターズさんは彼のためにセミヌードになることにも同意した。その際、彼が言い寄ってくることはなかった。だがほどなく怪しげな雰囲気になったと彼女は主張している。というのもマンソンから、自分の専属フォトグラファーになってほしい、ただし下着にナチスのジャケット姿でビデオに出るというオーディションをクリアするのが条件だ、と言われたからだ。

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彼は「女の子が凌辱された直後のような姿をしているのが好きだ」と彼女に語り、「純粋に仕事のため」と言って彼女の乳首を赤く塗った。ビデオの撮影中、共演者の男性がパンツのチャックを下ろし、彼女が横たわるベッドのシーツの下で陰部を触っていたが、マンソンから手を貸してやれと命じられたそうだ。彼女がその場を立ち去ろうとすると、共演者は彼女を壁に押し付けた。マンソンは、共演者が彼女にそそられている、気に入った、と言った。ウォルターズさんも後になって知ったが、マンソンは共演者に、彼女と寝てもいいと信じ込ませていたそうだ。

訴えによれば、マンソンは2010年8月にウォルターズさんを個人アシスタントとして雇い、給料としてフォトグラファーとしてのギャラの倍を払う、と言った。彼はひどい癇癪もちで、家具や電化製品や調度品を壊しては、彼女に片付けさせていたという。片づけに時間がかかりすぎると、彼女を叱りつけることもあった。家族や友人に会うために休みを取ることも許されなかった。

Translated by Akiko Kato

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