ジェイ・Z、自身の写真を無断転売したフォトグラファーを訴訟

ジェイ・Z(Ben Liebenberg/AP Images)

ジェイ・Zが、自身の写真や画像を許可なく販売して利益を得たとして、ヒップホップ・フォトグラファーのジョナサン・マニオンを相手取り訴訟を起こしている。

ローリング・ストーン誌が入手した法的文書によると、ジェイ・Z(本名ショーン・カーター)は、1990年代半ばにマニオンを自身のフォトグラファーとして雇用し、ジェイ・Zをモデルとした数百枚の写真を撮ったとされている。その中でも、ジェイ・Zがスーツとハットを身につけ、葉巻を持っている写真は彼のデビューアルバム『Reasonable Doubt』のジャケット写真にも使われたようだ。

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今回ジェイ・Zが起こした民事訴訟では、マニオンは撮影に対する報酬を受け取ったが「ジェイ・Zはマニオンに対し、撮影した写真を転売する許可を一切与えず、ジェイ・Zという名称、肖像、アイデンティティ、人物像の使用を一切認めていなかった」とされている。ジェイ・Zがマニオンに対しこれらの写真を販売する権利を一切認めていないため、「マニオンにはこうした行為に対するいかなる法的根拠もない」という訴訟内容だ。なお、ジェイ・Z、マニオンの両代理人はローリング・ストーン誌のコメントリクエストに対しまだ反応していない。

Translated by Kazuhiro Ouchi

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