ラッシュのギタリスト、アレックス・ライフソンが2012年以来となるソロ名義の新曲発表

ニール・パートはラッシュ創設からのメンバーではなく、1974年のデビューアルバム『Rush』ではまだ参加していなかった。しかし、ライフソンと、ベーシストでボーカルのゲディー・リーは、彼なしではバンドは存在していなかっただろうと語る。今年初めのローリング・ストーン誌のインタビューに対し、リーは「ここでお終いだ。私は今でも私たちがやり遂げてきたことを誇りに思っている。でもこれから音楽で何かをできるかはもうわからない。AIには、もしくはAIと一緒にでも、何もできないのは間違いないと思う。しかし、ラッシュの作り出した音楽はいつだって私たちの一部だ。これからもその音楽たちを正しい背景のもと演奏することには一切躊躇わないと思う。でもそれと同時に、ニールを含めた私たち3人が成し遂げたことをリスペクトしてほしいんだ」と、語った。一方、ライフソンは「私は演奏することが大好きだから、何があってもそれを止めることはない。きっといつの日かパンツに糞を漏らしてしまっても私はまだギターを弾きたがるだろうと思っていた。でも今はわからない。ニールが逝ってしまってから、それが大事なこととは感じられなくなってしまった。きっといつかは戻ってこられるとも思うけど」と、語った。

ライフソンが、新たなアルバムを発表したり、ツアーを行なうのかどうかはまだ明らかになっていない。しかし、「Kabul Blues」、「Spy House」のリリースで、彼は少なくとも、ラッシュを終えた後の未来への小さな一歩を踏み出しただろう。

From:Rush Guitarist Alex Lifeson Releases First New Music Since 2012

Translated by Kazuhiro Ouchi

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