ラフィンノーズ、40年間変わらぬパンク愛を爆発させた一夜

ライブの様子(Photo by JANIS CHIHIRO KUDO)


アンコールに応えてメンバーが再登場。この後もライブの勢いは衰えずに11曲を披露。アンコールというよりも第二部の幕開けという方が正しいかもしれない。勢いよく飛び出てきたCHARMYは白地のジャケットの胸元に真っ赤なバラを挿したまま、「BROKEN GENERATION」、「GO FOR IT」などキラーチューンを一拍以上空けずに立て続けに連発し畳みかけていく。

MCでは、「お前らの言ってる正気は、俺の狂気だってこと。お前の言っている正しいことは、俺にとっちゃ間違ってることだから。そういう世の中なんだよ」、「俺の思ってること言っていいか? ラフィンノーズを始めたくらい頃から思ってるけど、世の中ちょっとおかしいんだよ。(最近は特に)だいぶおかしくなってきてるんだよ。だんだんおかしくなってきてるだろ?」、「あいつら本気で俺らのこと潰しにかかってきてるから、俺らも本気で闘ってやるぜ」、「音楽? 文化? あいつらはなんとも思ってないからね」、「俺らはロック捨てたら死んでしまうから。もうちょっとだけ長生きしたいんだよな。俺もいい歳だからさ、どうせなら燃え尽きたいんだわ」、「お前らも燃え尽きたいんだろ? 俺たちについてこいよ。死ぬまで突っ走ってやるぜ、燃え尽きるまで走るぜ」と、昨今の社会の情勢に感じる想いを吐露する場面も。ツアーを振り返った後に、ちーちゃんが加入して特によくなったという「STICK IT OUT」を披露。「もしもおいらに 力があったら お前を自由にしてやれる」、「笑顔 見せておくれよ 長い旅の途中で お前に会えてよかった」と歌いながら、拍手を煽り、手を振り、一人一人に向ける笑顔など全てがピュアな感情からくるものを感じさせた。MCでの歯に衣着せぬ正直に語った精神と年齢を感じさせない勢い、愛がないならいらないとまで語るパンクロックがファンを惹きつけ続けてきた。

そのままの勢いでライブの定番曲「LAUGHIN’ ROLL」、こういう社会情勢の中で、ライブに来たくても来れなかったやつにも聴こえるようにと歌って始まった愛の溢れる「CRASH ST RULES」など立て続けに披露し、デビュー当時からファンに愛されてきた「GET THE GLORY」で大団円を迎えた。愛とパンクを40年間かけて大爆発させた情熱的な一夜であった。 


Photo by JANIS CHIHIRO KUDO



<公演情報>

ラフィンノーズ
「2021 春のワチュロウパーティ!」最終公演 

2021年6月19日(土)渋谷・クラブクアトロ
=セットリスト=
1.WONDERFULL TV
2. PISSEN’ASS
3. DEAD CITY
4. SONG FOR USA
5. SILENT DAY
6. CARRY ON PUNK
7. R&R DESIRE
8. TURNE RIDER
9. BOTH SIDE FLOWERS
10. マスクヒステリア
11. ファショニスタ
12. POWER AND GLORY
13. プリムローズ
14. リベラタウン
15. VIKINI
16. FALLIN’ FALLIN’ INTO YOUR HEART
17. ON THE RUN
18. 明日を狙え
En.
19. BROKEN GENERATIN
20. GO FOR IT
21. NEVER TRUST A WOMEN
22. TOKIO CANBODIA
23. STICK IT OUT
24. B-29
25. ラフィンロール
26. CRASH St.RULES
27. PARADISE
28. SWITCH STYLE
29. GET THE GLORY

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE