河村隆一が語る、音楽と機械式時計に共通する哲学

結成33年目を迎えたLUNA SEA

―LUNA SEAの話を続けると、5月28日、29日、30日で「LUNA SEA 30th Anniversary CROSS THE UNIVERSE -THE DAWN-東京ガーデンシアター」が開催されましたが、3日間の公演を振り返っていかがでしたか?

初めての会場でしたが、3日間ライブをやってHOMEのように感じました。これからのこの会場で新しい夢を見れそうです。

―LUNA SEAは89年5月29日結成なので、結成33年目に突入したわけですが、改めてLUNA SEAへの想いとは?

一言で「奇跡のバンド」。

―LUNA SEAは延期になっていた全国ツアー「LUNA SEA 30th Anniversary Tour 2020 -CROSS THE UNIVERSE-」がようやく再開されますが、ツアーへの想いを聞かせてください。

何よりもファンのみんながずっと待ってくれいるツアーなので早く約束を果たしたい思いです。今まで以上に盛り上がること必須のライブにします。

―ソロでの活動はほぼノンストップで続いていますが、5月20日の隆一さんの51回目のバースデーには「Birthday Special Talk and Live 2021」が開催されました。51歳になって、改めて年齢を意識することはありますか?

自分の中では歳をとっている感じが全くないんですよ(笑)。若い頃みたいに、3日間徹夜しようとは思わないですし、疲れないように早く寝たりはしています。けど、速く走れなくなるとか、重いものを運べなくなるということもないですし、声帯が衰えてキーが低くなることもないので。どこで自分のリミッターを感じ始めるんだろう?と思うほどです。



―隆一さんの中で、まだ天井は見えていない?

そうですね。もちろん若い頃とは違うだろうけど、例えばミック・ジャガーを見ても、ステージはエネルギッシュじゃないですか。70歳を過ぎてもエネルギッシュな人と、完全に“おじいちゃんになったよね”っていう人と、歳のとり方ってわかれると思うんです。だから、ポジティブにエイジングしていくのが大事なんだろうなと今は思っています。

―「Birthday Special Talk and Live 2021」でも素晴らしいライブを披露していましたが、昼の部、夜の部の2回公演で、夜の部の休憩を挟んだ二幕で突然声が枯れてしまいましたが……。

自分でもびっくりしました。途中から声が枯れ出したので、対応に困りましたが、自分のキャリアの全てを出して歌いました。なんとか乗り切れたかと思います。

―が、そこからが凄かったです。完全にソウルシンガーでした!

ありがとうございます。

―そして、最後曲の前に長めのメンバー紹介を挟み、声が復活! 結果、奇跡の歌声で最後の曲を歌いました。あの長めのメンバー紹介で、喉を微調整したのですか?

特に微調整などはしなかったのですが、ラストの「Once again」では声が復活して自分でも驚きました。30年以上歌っていますが、まだまだ足りないことだらけで日々勉強です。

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