BananaLemonが新曲で示す、日本の女性に伝えたい強さ

ー同時に配信した「Precious Love」は一転して本格的なバラード曲ですね。

Nadia:ミドルバラードはあったんですけどね。今回は私とSaarahのリードボーカル二人で歌っていて。愛の歌を歌うのも初めてだし、こんなに歌い上げるのも初めてですね。歌い上げる曲は最近少ないと思うし、今の時代はあまりないと思う。デスティニーズ・チャイルドの「Stand Up For Love」で、ボーカル2人がうわーって歌い上げていた感じでやりたいなって思って。BananaLemonは歌も武器だし、2人でハモりのかけ合いもあるので、ライブでも観てほしいですね。

Lety:ワンマンライブの前のリハーサルで2人が練習してるのを見ると、私とMizukiちゃんが「はー……。 もう1回歌ってもらっていい?」って言うぐらい、圧倒されるんです。2人のボーカルは伝える力があるので、私もずっとうるうるしながら見てましたね。「Precious Love」は、2人の歌唱力がしっかりと発揮される曲になっているなって私から見ても思いますね。

ーBananaLemonの目指す方向として、日本だけに収まらずワールドワイドに活躍するというのは意識されているんですか?

Saarah:そうですね。4人とも海外のアーティストから受けている影響が多くて。2年前にカリフォルニア州のサクラメントでライブをさせていただいて、その時の感触がだいぶよかったので、ワールドワイドに活躍したいと実感したんです。

Lety:アメリカの女の子たちの方が声をあげようという気持ちが大きいせいか、私たちの曲に対しする共感と手ごたえを感じました。ぜひ日本の女の子にももっと自信を持って、自分のことを好きになってもらって、声を上げる勇気を持ってほしいなって思いますね。だから英語が多いですけど、日本語で歌うわけですし。


Lety

ーMizukiさんは海外の音楽やファンを意識したりされているんですか?

Mizuki:日本も含めて世界で流行っているものはオールジャンル、トレンドを押さえておこうとは常に思ってます。今何が流行っているのかを敏感にキャッチすることが大事だし、国境も何も関係なく、いいものは聴こうと思っています。最近びっくりしたのがKing & Princeさんの新曲って全然これまでのジャニーズっぽくなくて。日本だからこうじゃないといけない、みたいなのもいらないし、それが無くなれば日本の音楽シーンももっと盛り上がっていくと思っています。日本の音楽の中でも国境がやっと取れてきたと感じているので、BananaLemonもここがチャンスだって思いますね。

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