甲斐バンドの歴史と闘争、1983年から1986年までを振り返る

甲斐バンドのデビュー45周年のライブベストアルバム『サーカス&サーカス2019』

日本の音楽の礎となったアーティストに毎月1組ずつスポットを当て、本人や当時の関係者から深く掘り下げた話を引き出していく。2021年6月は甲斐バンド特集。第4週は、甲斐バンドの十二年戦争の最終決戦でもある1983年から1986年までを振り返る。

田家秀樹(以下、田家)こんばんは。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」案内人、田家秀樹です。今流れているのは、甲斐バンドで「ポップコーンをほおばって」。1986年7月31日に発売のライブアルバム『THE 甲斐バンド FINAL CONCERT "PARTY"』に収録されていたものですが、2019年に出た45周年ライブベスト『サーカス&サーカス2019』からお聞きいただいております。マスタリングが新しくなっておりまして、1986年に出たアルバムと比べてやっぱり耳触りがよいのでこちらをお聞きいただきました。

ポップコーンをほおばって [Live] / 甲斐バンド

今月2021年6月の特集は、甲斐バンド。1974年のデビューで、1986年に解散公演としては当時史上最大だった武道館五日間公演で解散しました。あの解散公演から35年ということで、改めて軌跡を辿ってみようと思いました。1970年代のはっぴいえんどから、1980年代のBOØWYに至る過程での最重要バンド。まだロックバンドが不遇の時代に、不退転の活動を続けたロックバンド・甲斐バンド。栄光の十二年間、を辿ってみようという1ヶ月。

Rolling Stone Japan 編集部

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