DYGLが語るポップに突き抜けた新境地、Ykiki Beatから再発見したこと

ー今年3月のスプリングツアーでは、今作『A Daze In A Haze』の新曲も多く披露していました。あのツアーは、今作の実験的な意味合いもあったんですか?

秋山:新曲のほとんどがリリース前でしたが、新曲をやらなかったら前のツアーと同じセットになっちゃうと思って。何より自分たちがテンション上がらないとダメなタイプなので、リリース前の曲もやれるものは全部やっちゃった方が楽しいなと。

嘉本:(アルバムから)7曲ぐらいやったよね。自分たちの中でも消化できていない曲をライブでやるのは、今までもスタンスとしてやってきたことなんです。今後のライブでは新曲も変わっていくだろうし、そういう変化も楽しんでもらえたらいいなと思います。

秋山:完全に初めてライブでやる曲ばかりだし、レコーディング自体終わったばかりだったので、新曲をまだ完全には理解できていなくて、荒削りな面もあったと思います。でも、あの状況で人を集めて、新しい曲を敢えてやったのは自分たちにとってもいいチャレンジだったなと思っていて。皆が一生懸命ライブを観てくれて、新曲を楽しんでくれたのも感じたし、声が出せない状況だからこそ生まれた一体感みたいなものもあって、楽しかったですね。。

下中:ツアーで新しい曲をやるって決まった時は、正直言って自分たちの中では絶対に上手くいく確信はなかったんです。でも、逆に自分たちが新しいことをやっているという意識の中でベストを尽くしてやれたので、その先を見据えたいいツアーでもあったと思います。ステージと観客の感覚も違うと思うんですけど、個人的にはまだまだやれる。先のことしか見えてないです。


下中洋介(Gt, photo by Masako Hirano)

加地:ライブ自体が久しぶりだったのが一番印象的でしたね。あの人数の前に出るという経験が久しぶりすぎて、すごいことのように感じて。東京公演は2部制も新鮮でしたし、意外とできるんだなと思って(笑)。

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