松本隆トリビュートアルバムを亀田誠治とともに振り返る



田家:ピアノは皆川真人さん、ベースが亀田誠治さん。マニピュレーターに豊田泰孝さん。レコーディングには松本さんも立ち会われていたと。

亀田:そうなんですよ、歌入れに立ち会われて。

田家:全曲立ち会われたわけではないんですか?

亀田:この曲だけですね。松本隆さんは、本当に最高の作詞家であると同時に最高のプロデューサーでもあって。ここがいい、今がいいっていうのが分かるんですよね。歌入れしている時にも、後ろから「亀ちゃん、これがいいよ」って。なので、亀田誠治プロデュースといいながらも、この曲のレコーディングの時は松本先生のマリオネットだったという(笑)。でもその一言が的確なんですよね。「ここがいい、今がいい」って仰られたときに、僕も感覚的に判断していくというところでは近いところがあるんですけど、やはり松本先生のスタジオに入る時に、例えば聖子さんとかご自身でプロデュースされるときはこうやられているんだな、と垣間見えましたね。

Rolling Stone Japan 編集部

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