クイーンのブライアン・メイは、エリック・クラプトンが反ワクチン主義を唱え、ワクチン接種証明の提出を義務付けるコンサート会場での公演を拒否していることを問題視するアーティストたちの輪に加わった。「エリック・クラプトンは大好きです。彼は私のヒーローですが、考え方の異なる部分がたくさんあります」と
メイはThe Independent紙に語っている。「彼は趣味での狩猟もOKと考えているし、意見の相違は大いにある。それでも彼のことは尊敬し続けるでしょう」
「ただ反ワクチンの人たちは悪いけど、どうにかしていると思います」と彼は続けている。「ワクチン接種が有効であることを示す証拠はたくさんありますし、全体的にみても非常に安全です。どんな薬にも副作用はつきものですし、ワクチンが人を殺すための陰謀だと言いまわるのは、私からすれば気が触れているとしか思えないんです」
クラプトン今年7月の声明で、「(ワクチン接種証明を求められることで)差別されたオーディエンスがいるステージでは、私は演奏しないことに決めました。あらゆる人々が参加できるように配慮されていなければ、私はショーをキャンセルする権利を持っています」と述べていた。
彼は9月13日からテキサス州フォースワース、フロリダ州タンパ、ルイジアナ州ニューオーリンズなどのレッドステート(共和党を支持する傾向がある州)の都市を中心に、8日間の全米アリーナツアーを開催します。また2022年5月には、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで2日間の公演を行います。現在のところ、会場側は観客に対して予防接種の証明、過去48時間以内に受けたラテラルフロー検査が陰性であることの証明、またはコンサートから180日以内に受けたPCR検査が陽性であることに基づく自然免疫の証明を提出するよう求めている。
フォール・アウト・ボーイ、フー・ファイターズ、ジェームス・テイラー、ボニー・レイット、REOスピードワゴンなど、アメリカのコンサート会場/フェスティバルの多くが、デルタ株の感染拡大により同様の対策を講じており、ショーの中止や延期を余儀なくされている。
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