清春が初ブルーノート東京公演で魅せたヴォーカリストとしての進化・深化

開演の直前に会場に入ると、顔なじみの清春の制作チームのメンバーと会えた。彼の表情が各段に明るかったので、夕方からの1部が大成功だったことは直ぐにわかった。それでも「1部はどうでした?」と聞くと満面の笑みで「いいステージでした。2部も期待してください!」と即答だった。

会場を見渡すと、いつもはロックTでライブハウスに来ているファンがブルーノートモードのファッションに身を包み、注文したソフトドリンクを飲んでいる(緊急事態宣言中につきアルコールの提供はなし)。


photo by 森好弘

そのよそ行きな感じが会場に緊張感を与えてはいる。
筆者もビールではなくソフトドリンクを注文し開演を待った。
ほぼ定刻。
SEが流れ、まずはギターのDURANが客席を通りステージへ。
それを追うように清春がステージへ上がった。
この日のステージは清春とギターのDURANの二人きり。
しかもギターはアコースティックギター。実力がもろに出る編成だ。

DURANの艶っぽいギターで1曲目の「下劣」が始まった。最初の一声から清春の歌の圧がすごい。しかも曲の終わりにはエモーショナルなシャウト一発でオーディエンスを魅了した。

Rolling Stone Japan 編集部

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