BTS「Butter」は、バターの売上に貢献したのか?

「Hotter? Sweeter! Cooler? Butter.」 Photo Illustration by Joe Rodriguez. Images used in illustration: Lee Jin-man/AP Images (BTS); Butter Stick: LEVENT KONUK/Adobe Stock

BTSがリリースした夏の讃歌「Butter」のおかげで米国におけるバター製品の売上高が上昇したかどうかの、科学的根拠の薄い調査結果を紹介する。

相関関係と因果関係とは「別物」であることを、まず押さえておこう(数学の先生に聞いてみるといい。いい加減なデータサイエンスのもたらす影響は、冗談では済まされない)。そんなことは承知していても、世界で最も人気のあるバンドが各家庭のキッチンに欠かせない製品の名前を真面目くさってタイトルに付けた曲をリリースしたら、実際にその製品の購買パターンに影響を与えたかどうかを調べたくなるのは当然だろう。もしかしたら私だけかもしれないが…

2021年5月21日、BTSがシングル曲「Butter」をリリースした。一度聴いたら忘れられないメロディーの楽曲は、たちまち各音楽チャートを席巻した。同曲は、ローリングストーン誌によるトップ100ソングのチャートで第2位に入り(第1位はオリヴィア・ロドリゴの「Drivers License」だった)、セールスではトップに立った。全米バター協会と全国乳製品連盟の広報責任者を務めるアラン・ビエルガによると、5月21日のリリース日の翌週、全米のバターの売上高が、2019年の同週よりも30%上昇したという。ビエルガは、調査企業IRIの調べによるバターとバター関連製品の売上に関するデータベースの数字を根拠に主張している。2019年を比較対象としたのは、2020年は新型コロナウイルスの影響で、通常とは異なる異常な数値を示していたことによる。2020年の春から夏にかけて、新型コロナウイルスが急速に感染拡大したため、食料品や関連製品の買い占めが起きた。欧米のキッチンに欠かせないバターもまた、ロックダウン中のパンや菓子作りブームに必須の食材のひとつとして、買い占めの対象となった。バターは、家族や恋人などへの愛情表現(菓子作り)に欠かせない食材なのだ。

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Translated by Smokva Tokyo

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