1960年代後半のカレッジフォークを仕掛け人とともに振り返る

あなたのすべてを / 佐々木勉

田家:これも色々な人がカバーしてますよね。

本城:これはすごいですね。布施明から尾崎紀世彦、美空ひばりさんとか昭和の大歌手皆が歌ってますよね。それぞれ歌い方が違うのも面白いですね。

田家:でも、オリジナルを聴く機会はあまりないですよ。

本城:これは日本の昭和カラオケ文化の代表的な曲になりましたもんね。この曲自体はそんなにヒットしなかったけど、皆に歌われて日本の歌謡ポップス的なもののスタンダードになったんでしょうね。

田家:オリジナルのレコーディングも本城さんがやっていらしたんでしょう? その時はこうなると思われましたか?

本城:あまり思わなかったんですね。これは徳永芽里という新人歌手のために作った曲で、自分でも歌いたくなって作家自身と新人の共作になりました。

田家:それがこんなに歌われる曲になったと。

Rolling Stone Japan 編集部

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