伊津創汰が語る、新しいシンガーソングライター像の探求

伊津創汰



─「ノスタルジック」というキーワードがありましたが、歌詞も過去と現在の対照を描いていますよね。それが曲調や歌い方、音色などと相まって、さっき言ったフォークっぽい印象を受けたんだと思います。最初からノスタルジックな曲を作ろうと?

それはありました。東京に出てきて3カ月目になるんですけど、新潟のよさを思い出してしまうことがどうしてもあるんですよね。そういうときに甦った断片的な記憶をものすごく愛しく感じる瞬間があって。そういうのが曲を作った動機だったと思います。

─3カ月だとまだ「東京に慣れた」とは言えない状態ですね

全然です(笑)。生活してる場所以外はそんなに行ってないので、まだあんまり好きになれないですね。渋谷とかイヤですもん、人多くて。人が多いのイヤなやつが東京にいるのやばいですけど、「あぁ、人がいない田んぼ道ってあんなに幸せだったんだ」とか、ちょっと昔を思い出して感じたことも、曲を作るきっかけになりました。

─《頼んでた》《集まってた》《笑ってた》と過去形で記憶の中の光景を列挙して《タイムカプセルをここに置いてくよ》のサビで現在形に変わりますよね。時間の往来がドラマチックですてきな歌詞だと思いますが、実際に目にしたことも歌っているんですか?

自分の目で見たものと、想像したもの、感じたものが混ざっていますね。それを自分が歌うことに意味があるようにしたかったんです。

Rolling Stone Japan 編集部

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