my sister circleが語る、満身創痍のロックンロールと目指す音楽スタイル

―そういうバンドを聴きつつ、ギターの弾き語りで歌い始めた?

sawaco:高校の軽音部の部員数が限られていて、1学年に3バンドしか入れなくて、バンドを組んでから抽選に参加する形だったんですけど、外れちゃって入れなかったんです。それでどうしようかなと思っていたときに、中学のときの友だちから教えてもらったのが、最初に話したサークルなんですよ。そこで結構、歌い方とかリズムの勉強をしました。歌の裏拍でリズムを取るとか。

―そういう勉強もしつつ、その頃からオリジナル曲を書いていたんですか。

sawaco:ぼちぼち作り始めてはいました。ちゃんとバンドを組んで活動し始めたのが、高校2年生の頃、2017年の冬なので、弾き語りをし始めたのはほんまにその直前からです。

―オリジナル曲は最初、どういうイメージで書いたんですか。誰か好きなアーティストをお手本にしたとか?

sawaco:誰かの曲を、というよりは自分の気持ちを書いたというか。私は今21歳なんですけど、10代の頃って、大人になることへの葛藤とか、夢を追いかけてる自分だったりとかを歌詞にしやすい年頃だと思うんです。だから、昔はそういう歌詞が多かったなと思います。

―それらの曲は完成したら最初からバンドのメンバーに聴かせていたんですか。

sawaco:いや、最初はサークルの大会に出るために組んだバンドだったので、とりあえずコピーでも出なさいって言われて、最初にコピーしたのがHump Backだったんです。

―へえ~! Hump Backもそれほど上の世代のバンドじゃないですよね。

sawaco:そうですね。自分以外の3人が同じ高校なんですけど、Hump Backがそこの学校の卒業生なんです。その繋がりもあって、Hump Backの曲をコピーしたんです。

―最初は結構ロックな感じでやっていたんですね。

sawaco:今とは全然違う感じのスタイルでした。最初、私はギターを持たずにHump Backの曲もピンボーカルで歌っていたんですよ(笑)。でもピンボーカルって、ステージでの動き方とか立ち振る舞いが大事になってくるじゃないですか? だから、ギターを持った方がいいなと思ってコピバンを2回やった後に次のライブからはギターを持つようになりました。そこからちょっとずつオリジナルも増やしていって、コピー1曲とオリジナル2、3曲でオープニングアクトでライブハウスに出たりすることが最初の頃は多かったです。

Rolling Stone Japan 編集部

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