my sister circleが語る、満身創痍のロックンロールと目指す音楽スタイル

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―アレンジは手伝ってもらったりしたとのことですが、ご自分でDTMである程度作れるということは、例えば「dancehall feat. 高木一成 from Re:name」も完全にヒップホップのトラックにすることもきっとできると思うんです。ただ、ジャンルに囚われないと言いつつもやっぱりバンドサウンドにはすごくこだわりがあるんじゃないでしょうか。

sawaco:確かに、ヒップホップに完全に寄せることもできたというのは、その通りだと思うんですけど、2、3年前まではギターロックのシーンがあって、マイシスもどちらかというとそっちの方面にいたんです。でもやっぱりおしゃれな方に寄っていきたいなと思って、ここ1年ぐらいシフトしたんですけど、マイシスはどっちのシーンにもいたいんですよね。例えば、羊文学とかHomecomingsとか、そういうバンドのシーンにもいたいし、邦ロックのシーンにもいたくて、その間を確立できるバンドになりたいんですよ。対バンのバリエーションがたくさんあるみたいなバンドになった方が面白いなと思っていて。サウンドは、完全にロックというよりは、ちょっとロックの名残を感じさせて、尚且つおしゃれな感じも欲しいというのを、上手いこと混ざるようにしてやってます。

―そこがこの1年で方向性としてはっきり変わったということですね。確かに1stシングル『アオニサイ』を聴くと今より骨太なロックテイストを感じました。タイトル曲「アオニサイ」の中で、“満身創痍のロックンロールは 完璧主義の君には届かない”という一節がすごく印象的でした。どんな思いが込められた歌詞ですか。

sawaco:“満身創痍のロックンロール”という歌詞は、ズバッと降りてきました(笑)。そのときの自分を表した言葉やなあ~と思っていて。そのとき、“満身創痍”っていう言葉の意味がわからなかったんですけど、フッとこの4文字が降りてきたんです。それで調べてみたら、傷だらけとか完璧じゃない意味ということがわかって、今の自分にぴったりやなと思って。音楽をやってる身としてまだまだ未熟やし、そう思って曲を書いていたときに降りてきた言葉です。

―この曲で歌われている未完成な自分というのが、今やろうとしているバンドの方向性、ジャンルに囚われない音楽スタイルを目指す、というところに繋がっているということですよね。

sawaco:そうですね。まだまだ全然途中ではありますけど。

Rolling Stone Japan 編集部

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