ちゃんみなが語る、スランプを抜けて辿り着いた3rdアルバム『ハレンチ』

ーその「美人」を経て、3作目となるアルバム『ハレンチ』が完成しました。1曲目が「太陽」というのが意外だなと思ったんですけど、曲の並びはどういうふうに決めていったんですか?

私の場合、曲順は結構スッて決まるタイプなんですけど、今回は2日ぐらいかかったのかな。いろいろな人と話をして決めました。「太陽」の制作過程を話すと長くなるんですけど、曲を書けないスランプに陥ったんですよ。「美人」の後の賢者タイムみたいなものがあったり、ライブもあったり、コロナ禍で外にも出れず遊びにも行ってなかったので日常生活での刺激がなくて。私、音楽を作れないかもしれない……って2〜3ヶ月間くらいなってしまったんです。

ーそんな重いスランプがあったんですね。

そんな中で「ハレンチ」ができて、やっとスランプを抜けた感があったんです。あー私が今やりたかったことってこれだなと、やっと分かった感じがして。そこから抜けて気持ちよくスカ―ンってできた曲が「太陽」だったんです。やっと復活したみたいな感覚だったので、頭にふさわしいなと思って1曲目にしました。

ーちなみに、これまでの活動で曲ができないスランプはあったんですか?

なかったんです。だから、びっくりしました。もう才能なくしたのかなと思って、警察に「落としものしたんですけど」って言いに行こうかと思うぐらいやばかったですね(笑)。

ーあははは。それだけ「美人」はちゃんみなさんの全身全霊を込めた作品だったわけですね。

そう。MVも含めてカロリーが高かった。すごく大変だった思い出があります。ライブに関しても前回のツアーは、コロナの影響で声を出せないというのもあって物語調にしたんですよ。その脚本を書いたり、曲順や演出を考えたり、結構出し切っちゃっていて。何もしたくないってなっちゃっていたんですよね。



Rolling Stone Japan 編集部

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