ちゃんみなが語る、スランプを抜けて辿り着いた3rdアルバム『ハレンチ』

ースランプを抜けたきっかけは何だったんですか?

コロナの関係で2週間くらい制作期間が空いちゃったときがあったので、久しぶりに自分で1から曲を作ってみたんですよ。今作で私はJ-POPに寄り添いたかったので、J-POPをすごく好きな仲良い友だちの作家に「ちょっとアレンジ手伝ってくれないか」とトラックメイクとかをお願いして。最初はデモぐらいのものができればいいなと思って、その人の家に行って作っていたら「ハレンチ」ができちゃって。「あーなんかできちゃった」って(笑)。そのままその人に制作に入ってもらったんです。

ープロデュースにクレジットされているBENAさんは、もともと友達だったんですね。

そうなんです、元々ただの友だちで。思いの外、すごいハマって、やっぱり諦めなくてよかったなと思いました。

ーBENAさんはどういうところでプロデュースに1番関与しているんですか?

私がやりたいことを汲み取るのはもちろんなんですけど、私がやりたいけど力不足のところとか、イメージはあるんだけどどうしたらいいか分からない、どうやったら形になるんだろうみたいなところを手伝ってもらっています。感覚がすごく一緒なんですよね。ビジネスとして音楽をやらないところとか、本当にかっこいいと思いながら自分が好きな音楽を作る角度が一緒だったんだと思います。彼自身の才能も素晴らしいです。

ー「ディスタンス」もBENAさんがプロデュースに名を連ねています。3拍子のワルツっぽい曲で、意外な楽曲です。

4分の3拍子の曲をやりたいねって話をして。2人で楽器を弾いたり、こういうのいいんじゃない?とか、普段とはだいぶ違う作り方をしたので新鮮でしたね。

ーどうして三拍子の曲をやろうと思ったんでしょう。

私、昔からディズニーとかの世界観が好きなんですよ。ファンタジーの世界にある毒々しさみたいなものが私をくすぐるところがあって、作ってみたかったんです。

Rolling Stone Japan 編集部

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