ちゃんみなが語る、スランプを抜けて辿り着いた3rdアルバム『ハレンチ』

ーそういうメッセージも入っているんですね(笑)。逆に「君からの贈り物」ではパートナーに対する皮肉で、占いの先生と精神科の先生と仲良くなれたというラインがあります。

これも大好き(笑)。

ーこれも自分の心境を基に生まれた曲なんですか?

これは『ハレンチ』を作る一発目にできた曲なんですよ。「Angel」の時のあの感じ。恋愛の1番辛い状態から時が経って抜けて、それを客観的に見た時の歌です(笑)。もう完全に吹っ切れた状態というか、もはやおもしろいみたいな。

ー「Angel」のときは堕天使のようにどんどん落ちていく、かなり主観的につらい状況にいましたもんね。

この曲を作っている時は、堕天使とか言ってた自分に対してもウケていたんですよ(笑)。何が堕天使だよ!じゃないですけど、ちょっとそれもウケるぐらいな感覚ですね。



ー13曲目は「^_^」と、まさかの絵文字です(笑)。読み方は「ハッピー」ですが、どうしてこういう表記を?

この曲はすごくタイトルを迷ったんです。私にとってすごい珍しいタイプの曲で、結局何が言いたいんだろうというところで、何も言っていない。意味がなくてもいいとされている現代だからこそ「それでいいんでしょ?」みたいな皮肉を込めていて。「これでも踊るんでしょ?」「楽しいんでしょ?」「評価するんでしょ?」 って皮肉を込めて、タイトルのこの子が歌っているみたいな(笑)。

ーこの子(「^_^」)が歌うにしては曲調が相当かっこいいですね(笑)。

だからおもろいなと思って。ちょっとユーモア的な感じでつけました(笑)。2000年代な感じをリバイバルしたくて。あの時の感じが好きだったのでやってみた曲ですね。

ー海外作家との楽曲制作はデータ上でのやり取りだったんですか?

前はアメリカに行ってみんなで一緒に作る感じだったんですけど、コロナ禍でできなくなっちゃって。でもこの楽曲を共作したTovaとAdamとはよく一緒に作っているので、ニュアンスも分かるしデータのやりとりで作りました。

Rolling Stone Japan 編集部

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