ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードが選ぶ「歴代最高の10曲」

ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード

ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードが、ローリングストーン誌「歴代最高の500曲」の投票に参加。メタル・ゴッドはどんな曲を選んだのか?

ロブ・ハルフォードは常々ポップカルチャーにおけるヘヴィメタルの存在を強調してきた。当然ながら、ローリングストーン誌の「歴代最高の500曲」最新バージョンに票を投じるにあたり、ファンの間で“メタル・ゴッド”と呼ばれる彼が選んだ10曲はほぼすべて鉄板のメタルソング。ハルフォードは250名以上のアーティストやジャーナリスト、業界関係者とともに、最新ランキング作成に協力してくれた。

彼は最近、ローリングストーン誌に選曲の内訳を打ち明け、オジー・オズボーン、ロニー・ジェイムス・ディオ、モーターヘッドのレミー・キルミスターなどを大絶賛した。彼が選んだ曲は、昨年ローリングストーン誌が「歴代最高のアルバム500選」を再編成した際に、彼がセレクトした10枚のお気に入りアルバムと重なる部分が多い。

彼が1位に選んだブラック・サバスの「Paranoid」に関して、ハルフォードは楽曲の開拓者精神を称賛した。「俺にとっては音楽業界を根本から変えた曲のひとつだ。ひとつのジャンル、ひとつの音楽スタイルを生み出し、それを発展させて世界を酔わせた」と本人。「『Paranoid』はいわば、世に送り込まれたヘヴィメタル・ロケットだった」

その他ハルフォードがお気に入りに選んだのは、スレイヤーの「Angel Of Death」、ディオの「Holy Diver」、メタリカの「Ride The Lightning」、モーターヘッドの「Ace Of Spades」など。唯一メタル以外で選んだのはデヴィッド・ボウイの「Space Oddity」だった。「イギリスのウルヴァーハンプトンで『ジギー・スターダスト』ツアーを見た。あまりの興奮に、ステージに上がって『ジギー・スターダスト』のアルバム全曲をやる彼の姿を今も覚えている」と本人。「これまで語った連中の中でもミュージシャンとしてのボウイは……本当に彼のような人物は他にはいない」

現在、ハルフォードとジューダス・プリーストは結成50周年を記念した全米ツアーの真っ最中。10月には、CD13枚分の未公開楽曲を収めた42枚組CDボックスセット『50 Heavy Metal Years Of Music』がリリースされる。

From Rolling Stone US.

Translated by Akiko Kato

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